返したくなる思い
実はこのイベント、企画から準備、そして実行までそのほとんどすべてが日体大女子サッカー部の選手(学生)によるものでした。
日本体育大学女子サッカー部はいくつかのカテゴリーに分かれています。
なでしこリーグに所属する日体大FIELDS横浜はそのひとつで、他にも関東大学リーグや神奈川県リーグ、東京都リーグにも参加している、部員総勢80名超の大所帯です。
2月のとある日、学生キャプテンである八雲さんから全体LINEに連絡が入りました。
『こんにちは。
「開幕戦 観客1000人プロジェクト」
をしようと考えてます。
昨年の開幕戦の観客は約500人でした。
一緒に考えたい!やってみたい!
と考えた人は
2月25日土曜日の15時半から、食堂もしくは、学生ホールで話し合いをしようと思います。
途中参加、途中退席も可能です。
お菓子や飲み物も用意します。
惜しくも、参加できない人は、私にラインや口頭で意見を言ってきてくれても大丈夫です!!
気軽にやってみたいことを言うだけでもいいです!
できれば、他のなでしこチームでプレー経験のある人は何か参考になることがあれば教えて欲しいです。
開幕戦に1000人来てもらおう!
ということしか考えてないので、みんなのアイディアが欲しいです。
大学生主体のチームなので、試合の運営と言っても、出来ることは少ないけど、
まだまだ、できることはあると思うので
是非来てください!』
と。
話し合いは2回に渡りました。
学食で、膝を付き合わせて、学生のみんながアイディアを出し合っている姿を見て、こういうのいいなぁと私は感心しきりでした。
まずは告知活動をしよう!と、昨日のイベントへの運びとなった次第です。
八雲さんをはじめ、話し合いの中心となっているのは、なでしこリーグ登録を(今現在)していない、いわゆるBチーム登録の選手たちです。直接自分たちのことではないんです。
大学生チームならよくある光景なのかも?しれませんが、私には衝撃でした。
八雲さんが言っていました。
『私たちは学生なので多くのことは出来ませんが、せめて来てくれた人たちに喜んでもらえるように』
と。
自分が大学生の頃、こんなふうに考えてチームのために、そしてお客さんの喜ぶ姿まで想像して動けていただろうか、、いや全然出来ていなかったと思います。
彼女たちの、主体性を持った行動力にただただ頭が下がる思いです。試合のピッチで感謝の気持ちを持ってプレーすることはもちろんの事、自分も何かみんなに対して出来ることないかな。
ここに来れなかった人も含めて、
みんな本当にありがとう