白玉サバイバーの話2
給食には必ずといっていいほど、
その日の目玉メニューというのがあるものです。
例えばそれは、ある日のビーフシチュー
例えばそれは、ある日のエビフライ
例えばそれは、ある日のプリン
そして、その日の目玉メニューはそう、
白玉ぜんざいでした。
白玉ぜんざい、
もちもちっとした白玉の食感と、
餡の甘味がたまらないまさに和スイーツです。
ちなみに、これを読んでくださっている
関東圏の方には馴染み薄いかも知れませんが、
関西では粒餡の小豆汁に餅や白玉団子等を入れた汁物をぜんざいと呼びます。
これが給食に出たときに
ボクの心はときめきました。
甘ったるい餡をすすり、
一つ白玉を口に入れた瞬間
その舌に伝わる柔らかな食感は、筆舌に尽くしがたい感動でした。
しかし、ボクは少し汁の減った椀を見て
小さく絶望をも同時に覚えてしまいました。
白玉が、あと二つしかない……
もう、あと二度ほどこの
至福の時に手を伸ばせば、この瞬間は終わってしまう。
こんなところで、この感動が終わっていいのか。
いや、よくない!
ボクはこの白玉を、最高の、ベストなタイミングで噛みしめる
そう、白玉ぜんざいの最後の白玉を
いつまでも口に入れておくことを思いついたのです。
まったく、子どもとはいえ、馬鹿げた発想です。
しかし、
その馬鹿げた発想を思いついた奴があと二人いました。
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