白玉サバイバーの話6
広田先生の襲撃に
我々、関西白玉連合の優秀なるエース
米田がやられ、残る戦士はボクと桜井の２人になってしまいました。
薫「いやー、広田先生ヤバかったな！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
桜井「でも、米田
お前の意志は、俺たちが絶対に受け継ぐからな！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
米田「お前ら……すまん……」
薫「任せとけって！ おっ、下駄箱見えてきたぞ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
下駄箱で外履きに履き替え、
ボクらは校舎から出ることに成功しました。
あとは正門を出、帰宅するだけです。
我々の小学校を一の字だとすると、
一の字の下半分に運動場、
一の字の上半分の左端に正門がありました。
下駄箱の出口は運動場の左端にあります。
つまり、短い距離ではありますが、
運動場を通らないと正門には出られないということ。
そのときは放課後だったため、すぐに家には帰らずに
運動場で遊んでいる生徒たちもいます。
ドッチボールに興じる生徒の集団を横目に
我々は任務遂行のため正門を目指します。
桜井「あとちょっとで正門だな！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
薫「あまり気を抜くなよ、
なにがあるかわからないからな……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
刹那、運動場の向こうから声が響きました
生徒「あ、すいません！！！！！」
ヒュー……
米田「ん？ なにか飛んで……」
ドンッ！！！！
桜井＆米田「大島ーーーー！！！！」
なんと、あろうことか飛んできたボールは
ボクの顔面に直撃したのです！
激痛にうずくまるボクの元に、
心配した米田と桜井が駆け寄ってきます。
桜井「大島、大丈夫か！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
薫「……」
米田「大島……？」
薫「……飲んじゃった……」
現在の生存者
大島 ×
桜井 ○
米田 ×
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