親友の話
どうもー、大島でーす。
エクステ付けましたよー
てなわけで、
どんどんボクの見た目が変わっていきますが、
一昔前を思い出してみると、ボクはただの女装癖の男の子でした。
そのときにはもちろん
かなり男の子っぽく振る舞っていることが多かったです。
そんなボクには小学校からの親友がいます。
仮にそいつを佐江としておきましょう。
そいつとボクは本当の腐れ縁というか。
中学までは同じ学校でしたが、
高校で別々の学校に行き、
それでも何故か交友関係は続いている珍しい奴です。
気付けば佐江は、
ボクが唯一自他ともに認める親友になっていました。
ボクが馴れない高校生活に戸惑っているとき、
何も伝えてもいないのに連絡をくれた佐江。
ボクが女装癖があることを言ったときも、
「なにそれwww面白いじゃんwww」
と嫌な顔一つせず笑ってくれたのも佐江だけでした。
あるとき、ボクの部屋にいつも通り来た佐江と
ボクがいつものようにバカ話をしていたときのことです。
お互い音楽が好きなので
そういった話題だったと思います。
そのとき、佐江の
携帯の待ち受け画面が目に止まりました。
待ち受け画面に映っていたのは
「WORKING!」という漫画のキャラクター「小鳥ちゃん」でした。
ボクもその漫画が好きだったので
知っているのですが、ちょっとこのキャラクター難アリで
男の娘なのです。
やはりその辺りの情報に敏感なボクは
話題にあげないわけにはいきません。
きっと、佐江のことだから
キャラクターの見た目だけで、
作品をよく知りもせず待ち受けにしたんだろう。
ならば、そのキャラが男の娘だということを
伝えて落胆した佐江を見るのも一興でしょう。
ボクはニヤニヤしながら
佐江の携帯を指さしました。
薫「あ、お前それ『小鳥ちゃん』じゃん」
佐江「ああ、そうだよ、カワイイよなー!」
薫「ww でもお前知ってるか? それ男の娘なんだぜ?」
佐江「知ってるよ?」
( ゚д゚ )
あれ? おっかしーなー……
なんか思ってた反応と違います。
いやいや、まあ、ちょっと考えすぎでしょう。
この佐江という男は
先ほども言った通りボクに女装癖があることを知っています。
そいつがいまボクと同じジャンルに入る存在を
こともあろうか待ち受けにしているのです。
ハハハ、まさかそんなはずはありませんw
妹のいる人は
妹キャラに萌えないと聞きます。
これを読んでいるあなたが男性なら
一人自分の親友ともいえる男性を思い浮かべてください。
佐江はボクにとってそれです
それがいま自分のような存在に
友情以外の感情を持てることを仄めかしているのです
怖いですよね?
恐怖ですよね?
しかし、
自分の身内並に恋愛対象に入らない存在
それがボクにとっての佐江なのです。
佐江にとってボクもきっとそういう存在なはずです。
……やはりボクの考えすぎだ。
ボクは気を取り直して、
佐江にツッコミを入れることにしました。
薫「おいおいww
それじゃまるでお前が男の娘好きみたいじゃねーか!ww」
佐江「え? オレ男の娘好きだよ?」
_, ._
( ゚ Д゚)
おしまい
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