M性感に行った話５
受付「それでは、正面玄関よりお入りください」
薫「は、はい……」
ﾋﾟｯ
自動ドアの正面玄関は簡単な衝立があり、
雰囲気的にはラブホテルの入口のようです。
おそるおそる中に入ります。
真っ直ぐ受付までレッドカーペットが敷かれており、
そこを踏みしめて歩くヒールのくぐもった音がします。
受付の中にはベストを来た若い男性スタッフが一人、
受付を挟んで廊下側には、同じ制服を来た中年の男性が一人。
中年の男性がボクに気付きました。
薫「あ、あの、……さっき電話してた者です」
中年男性「え？ ……ああ、
面接の方ですか？」
薫「え？！ いや、あの……じゃなくて、
さっき電話してた者なんですけど（小声）」
中年男性「は？！ え？
あー……
面接の方ですか？」
薫（なんでだー！！！！）
薫「えっと！！あの、あの……その……
……客です」ﾎﾞｿｯ
中年男性「ん？ ほぉー……
面接じゃないんですね？」ｼﾞﾛｼﾞﾛ
薫「はい……」
中年男性「……では、こちらにお入りください」ｼﾞﾛｼﾞﾛ
そう言って、中年の男性スタッフは
受付の隣にあるカーテンを開けました。
え、ここで待つの？
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