M性感に行った話6
中年男性「では、そちらのソファーにおかけになってお待ちください」
スタッフはそう言うと、
カーテンの奥に引っ込んでしまいました。
どうやら、本当にここで待つようです。
待合室にいる
他の男性客の視線が刺さります。
しかし、ずっと立っているわけにもいきません。
仕方なく、ソファーへと向かいます。
ボクが動くのに合わせて、
男性客らの視線も移動します。
薫(うわぁ……めっちゃ見られてるよぉ……)カツカツ
その視線は、ソファーに座ると多少落ち着きましたが、
チラチラとのぞき見されているのが、なんとなくわかります。
その間も次々と新たなお客さんが
待合室に通されて来ます。
2人組で来ている男性たちは、
こちらを見てヒソヒソと何か言葉を交わしています。
端にいる初老の男性はガン見です。
新しく入ってきた若い男性はボクを指さし、
受付に「あの子は指名できるんスか?」とか言ってます。
もうカオスです
薫「……////(できるわけねーだろ! 受付早くしろー!!)」
それから、5分くらいでしょうか
先ほどの受付の男性スタッフが待合室に入って来ました。
真っ直ぐボクのほうに近寄って来ます。
中年男性「お客様」
薫「はい(やっときたー!!)」
中年男性「失礼ですが、当店のご来店は初めてでしょうか?」
薫「はい(うんうん! だから早くこの場から解放して!!)」
中年男性「そうですか。では、ご説明いたしますのでこちらへ」
薫「はい(そうそう、早く支払って案内……って)」
ん……?
ご説明?
そう言って、中年男性は
受付カウンターのある廊下にボクを連れ出しました。
中年男性「では、ご説明させていただきます」
え、ここで?!
中年男性「はい、では、いまから
こちらのモニターを使ってご説明いたします」
薫「……はい(なんか始まったー!!!)」
中年男性「では、概要を読み上げますので、一緒にご確認ください。
まず、当店の名前は梅田ゴー〇デン倶楽部といいます。」
薫「はい(めっちゃ他のお客さん通ってるんスけどー!!!)」
中年男性「当店に在籍する女性は、綺麗または可愛いスケベで
イヤラシイ痴女しか在籍しておりません。」
薫「はい(なに言ってんのこの人!!)」
中年男性「目隠しをされ、自由を奪われ、
綺麗で可愛い女性に上半身を舐めまくられ……
全てに身を委ねてください」
薫「はい(後ろの客、見てんじゃねーよ!!////)」
中年男性「プレイ中は密着し、その淫らな身体を魅せつけながら、
イヤラシイ言葉責めとしなやかな指使いによって心と体を刺激。
S〇Xよりも気持ち良い!」
薫(その強調やめろーーーー!!!)
中年男性「……快感をあなたにお届けいたします。」
中年男性「……と、ここまでよろしいですか?」
薫「はい(なにがだー!!!!)」
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