【不定期連載】びじゅつ!第1話
本日より不定期連載を始めたいと思います。
これはボクの美術部に所属していた
高校三年間のお話です……
キーンコンカーンコーン
校長先生「——では、みなさん、良い学校生活を」
薫「ふわぁー! 始業式の挨拶長かったなー!」ノビ
ボクの名前は大島薫。
この春、
大阪府立如月工業高校(仮名)に入学した
新一年生です。
受験勉強が嫌過ぎて、
府内でも結構評判の悪い不良高校に来てしまいました。
しかし、そうは言っても
ボクの将来の夢に、
学歴は関係ありません。
そう、ボクは
薫「マンガ家になるんだっ!」
~~~~~~回想~~~~~~~~
母親「あらあら、上手に書けたわねー、薫」
薫(5歳)「うんっ! かけたっ!」
父親「どれどれー? おー! うまいじゃないか! 薫!」ナデナデ
薫(5歳)「えへへっ/////」
母親「薫は将来、何になりたいのかなー?」
薫(5歳)「えっとね、えっとぉ……ドラ〇もん、かく!」
父親「はっはっは! じゃあ、将来はマンガ家だな!」ナデナデ
薫(5歳)「ま……んが……か?」
母親「そうよ。ドラ〇もんも、クレヨン〇んちゃんも全部元はマンガだったのよ?」
薫(5歳)「まんが……マンガ!」
薫(5歳)「ぼく、マンガかくっ!」
薫(5歳)「マンガか、なるっ!」
~~~~~~回想終了~~~~~~~~
薫「フッ、我ながら無邪気なお子じゃった……」
薫「さてと、ではでは、今日のメインイベント、部活見学に行くかな」
マンガ家を目指すのならば、
部活も絵に関するものが良いと考えたボクは
真っ先に美術部へと向かいました。
マンガといえば、漫研が有名だが、
高校の部活の漫研はしっかり活動していないことも多い。
ボクの通う高校の漫画研究部も、
ご多分に漏れず、ただの漫画好きの集まりのようになっていました。
その点、美術部は専門家の顧問が付いてる分、
指導もしてもらえるし、なによりマンガを描く際に必要な
デッサン力を鍛えられると思ったのです。
薫「えっと、美術部は、新校舎の玄関スペースの隣……っと」
風通しも良さそうな場所です。
ボクは学校案内に載っている
地図を見ながら、美術部を目指しました。
薫「おっ、ここだここだ」
美術部のドアの前に着きました。
ドアノブに手をかけます。
一つ深呼吸。
スゥー
ハァー
薫(母さん、父さん、マンガ家への第一歩だ)
薫「よしっ!」
ガラガラガラガラ
薫「すみません! 部活見学したいんですけ——」
父さん、母さん、
ボクはとんでもない部活に入ってしまったようです。
最近の画像つき記事
-
意見陳述
-
ゲイビデオモデルからAV女優になった話36
-
「適正AV業界はクリーンです」運動への抗議に関連した2月23日のツイートと3月6日のツイートをまとめました
-
ゲイビデオモデルからAV女優になった話35
-
AV新法による差し止め請求の途中結果につきまして
-
ゲイビデオモデルからAV女優になった話34
-
AV新法による差し止め請求が終わりましたことをご報告いたします
-
AV新法による僕のAV全削除に向けて途中経過報告ツイートまとめ
-
昨日行った伊藤和子弁護士とのやりとりについてと、今後の行動につきまして
-
世間の皆さまと業界の方々へ【適正AV業界が抱える問題】とAV新法改善に向けて元AV女優である僕からの改善案についてご提案
コメント (0件)
現在、この記事へのコメント/トラックバックは受け付けていません。