AV引退と今後について
大島薫です。
すでに新聞等でもご覧になられた方もいらっしゃるかと思いますが、
本日6月1日、AVメーカー「KMP」専属契約終了を持ちまして、
所属事務所及び、AV業界を卒業させていただくこととなりました。
今後は、芸能方面を中心に
活動を続けていく所存です。
元より「大島薫」という名前を
アイコン化したいという強い想いがあり、
AVも含めたお仕事を続けて参りました。
AVへの出演は
「大島薫」という存在を表現することに
必要なアプローチだったと考えております。
しかし、その一方
自分の名前を広めることにおいて、
AV女優という肩書きがネックになっていたことも
また事実です。
先の大手メーカー様との専属契約は
紛れもなく、性別適合手術(性転換手術)、
女性ホルモン投与を受けていない、
純粋な男性としては史上初の出来事です。
やり残したことがないか
と言われれば、嘘になってしまいますが、
男の娘AV女優大島薫としての、一旦の
区切りは付いたかと受け止めております。
所属事務所を辞めることについては、
事務所とも何度も話し合いを続けた結果、
フリーで活動するほうが適していると判断をしたためです。
芸能活動に専念するという発表は
たかだかAV女優の戯言ではございますが
様々なご意見もあることと存じます。
以前、新宿の某所で行われたトークイベントで
来ていたファンの方に、こんなことを言われたことがあります。
その方は非常に中性的な方で
男物の服を身に纏ったその人を
僕は最初、女性なのか男性なのか判断しかねておりました。
会場にいる方々全員と
握手をする際に、その方もいらっしゃいました。
男物を着たその方は、女性的な声で
「大島さんを見て、好きな服を着ていいんだって思いました」
と、僕の手を握り、そう仰いました。
僕を見て、様々なことを思う方がいます。
良いことも、悪いことも。
大切なのは、僕が正しく理解されることではなく、
僕を見て、誰かが何かを考えるというプロセスです。
そのために、僕はより多くの方にお会いし、
より多くの方に見られたいと願いました。
AVの引退は決してマイナスではなく、
より活動の場が増えるのだと捉えていただければ幸いです。
いままで応援してくださった、
ファンの皆さま、ありがとうございます。
そしてこれからも、よろしくお願いいたします。
大島薫
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