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女装が母親にバレた話3

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ボク(なんで?!?!!?!)

 

 

 

 

 

ボクは戸惑いました。

 

 

 

 

 

 

 

あんなに何事もなく

帰って行った母親がなぜいまになって

そんなメールを送ってきたのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

焦ったボクは

一言だけこう返信しました。

 

 

 

 

 

 

送信日:20xx/x/xx
送信者:大島 薫
送信先:母親
━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

どうして?(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、怪しすぎるよ

 

 

 

 

(笑)がもはや焦りを如実に表現しちゃってるよ!

 

 

 

 

 

しかし、実際唐突な母のメールに対して

そのときのボクには何よりも

どうして母が女装に気付いたのか

という疑問が気になってしかたありませんでした。

 

 

 

 

 

 

数分後

母から再度メールが届きます。

 

 

 

 

 

 

送信日:20xx/x/xx
送信者:母親
送信先:大島 薫
━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

だってあなた

 

 

スカイプのアイコン、

女装した写真じゃない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しまったぁぁあああ!!!!

 

 

 

 

 

 

そうなのです。

 

 

 

 

 

 

ボクは両親と連絡を取るときにSkypeを使っているのですが、

以前友人と会話をした際一瞬だけアイコンを

女装した写真に変えたことがありました。

 

 

 

 

 

どうやらそのときの写真のまま、

アイコンを戻し忘れていたようなのです。

 

 

 

 

母親のメールはまだ続きがあります。

 

 

 

 

 

 

送信日:20xx/x/xx
送信者:母親
送信先:大島 薫
━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

だってあなた

スカイプの写真、女装した写真じゃない。

 

お母さん、びっくりしました。

 

私の息子は別々の国でしばらく暮らす間に

変わってしまったのかなって。

 

でもね、あなたとこの前会ったとき

私には「この子は私の息子だ」

って感覚以外感じられなかったの。

 

ねぇ、正直に教えて。

 

あなたの心は

女の子なの? 男の子なの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクはしばらく考えたのち、

こう送りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

送信日:20xx/x/xx
送信者:大島 薫
送信先:母親
━━━━━━━━━━━━━━━━━
お母さんへ

 

ごめんなさい。

 

女装をしているのは事実です。

 

言うとお母さんやお父さん、ゆい(妹)に

要らない心配をかけるのではないかと思い、

なかなか言えずにいました。

 

でも、ボクは自分のことを

女の子だと思ったことは1度もありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

送ってボクは静かに携帯を閉じました。

 

 

 

 

 

とうとう女装をしていることを

母親に告白しました。

 

 

 

 

 

 

カトリックの母はおそらく

ボクの心が女ではないという事実に

いくらか安堵することでしょう。

 

 

 

 

同性愛がご法度のカトリックでは

女装をしているからといって男性が好きとは限らない

ということや

心が男だからといって男性を好きではないとは限らない

というような細かい事情は関係ありません。

 

 

きっと母は

心が女なら男好きだろうというような

単純なロジックでそう聞いたに違いないのです。

 

 

 

 

ですから、ボクの「心は女ではない」という返信は

母が1番聞きたい質問に答えているようで

答えていない回答なのです。

 

 

 

 

 

要するに逃げですね。

 

 

 

 

 

しかし、そのときのボクには

それでいいと思えました。

 

 

 

 

息子が男女両方を愛せて、男性なのに女性の格好をしているという

全ての真実を伝えることが両親のためを思う行動とは

そのときはまだ思えなかったのです。

 

 

 

 

 

しばらく後、

またメールが届きました。

 

 

 

 

 

 

 

母です。

 

 

 

 

 

 

 

送信日:20xx/x/xx
送信者:母親
送信先:大島 薫
━━━━━━━━━━━━━━━━━
けいへ

 

答えにくいことに答えてくれてありがとう。

 

安心しました。

 

 

 

 

 

 

 

ボクは(そうだろうな…)と苦笑しました。

 

 

 

 

 

メールには続きがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

送信日:20xx/x/xx
送信者:母親
送信先:大島 薫
━━━━━━━━━━━━━━━━━
けいへ

 

答えにくいことに答えてくれてありがとう。

 

安心しました。

 

 

 

でも、もしあなたが

「ボクの心は女だよ」と答えたとしても

私たちは認めるつもりでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボク(…)

 

 

 

 

 

 

 

 

母がどれほどの覚悟を持ってこの文章を書いたのか

そこにいくつの苦悩があったのか。

 

 

 

 

 

子どもを持たないボクには想像もつきません。

 

 

 

 

 

しかし、「どうせ理解できないだろう」と

目をそらしていたボクに両親は

まっすぐ向き合おうとしていたのです。

 

 

 

 

 

ボクは自分のことが恥ずかしくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぐには無理かも知れない。

 

 

 

 

 

やっぱりちゃんと理解はされないかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

それでもいつか

両親にしっかりと自分の心を伝えよう。

 

 

 

 

 

そう思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ありきたりではない、ボクの言葉で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

送信日:20xx/x/xx
送信者:大島 薫
送信先:母親
━━━━━━━━━━━━━━━━━
お母さんへ

 

ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。

 

コメント (9件)

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  1. 私も女装します。レベルは5段階の裁定レベルかな??
     女装するけど女性が大好きです。「私は女性が好きだから女装する。」と言っても良いでしょう。男には全く興味はありません。私が女装した姿を見て欲しい相手は女性です。
     そんな心を持った私でも、カミングアウトは不可能です。既婚ですし、知れたら即離婚されるでしょう。妻が女装を良い事とは思っていないのを知っているからです。
     家で1人でいる時は女装しています。今の時期なら下着姿でベットに入り寝入ってしまうこともあります。そんな姿を帰宅した妻に見られる恐怖も感じながら一時でも長く女の子でいたい。
     大島さんは稀な美貌があるから、親も仕方ないと思っているのだと感じます。「美しい息子」を持てば、親は多少は「覚悟」が必要なのでは??
    そう感じるエピソードですね。

  2. 仕事中にも関わらず全俺が泣いた。゜゚(>ヘ<)゚ ゜。
    母の愛は深いですね。
    僕も母親に会いに行こう。

  3. ママん…

  4. はじめまして

    知多と申します。

    大島薫さんのお母さんも多少の理解のある方で良かったですね。

    ただ仕事のことは聴かれてますかね。

    もし聞かれたらどう答えるのでしょうか。

    イベントで一度お会いしたいですね。

  5. 理解のある、いいご両親ですね^^

     大事にしてあげてください。

  6. 理解のあるお母さんで良かった…(;O;)
    いい話~!!

  7. ええ話やなぁ^ ^

  8. 笑い話かなと思ってたら感動しました♪

  9. ずっと楽しみにしてました〜!
    ハラハラしてたけど、すごく優しいお母様で安心しました( ´^o^` )♪


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PROFILE

大島 薫(おおしまかおる)

大島 薫(おおしまかおる)
所属事務所:フリーランス
身長・体重:165cm・53kg
生年月日:1989年6月7日

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