大島 薫｜おおしまかおる(タレント)オフィシャルブログ

大島薫です。

さて、ただいま連載中の

某有名ブラック企業に就職して新人研修合宿に行った話

ですが、本日は一旦お休みして

短いお話でもしたいと思います。

さて、いまこんなお仕事を

させていただいているくらいですから、

当然あの話に出てくるブラック企業は後に辞めるわけです。

その後正社員として就職することに

あまりノリ気でなくなってしまったボクは

アルバイトを転々とします。

そして、いまだから告白することですが

ある短い期間、ボクはとある

イケナイお仕事に手を出します。

それは

RMT通貨売買会社

RMTというのは

「Real Money Trade」(リアルマネートレード)の略です。

つまり、ネットゲームの中だけで使える

仮想通貨を現実のお金と交換する行為

のことを指します。

なぜそれがイケナイことなのかというと

まあ、色々な理由がありますが、要するに

ゲーム内で想定された行為ではないので

ゲームバランスを著しく乱し、普通にゲームを楽しんでいる

一般ユーザーが不利益を被るというのが一番の理由です。

例えるなら

他人の畑で勝手に農作物を作って

それを売買しているどころか、その農作物のせいで

元の持ち主の畑まで荒らしている

ようなものという感じでしょうか。

特に何かの罪に問われるかというと微妙なところですが、

純粋にゲームを楽しんでいる皆さまには本当に迷惑な行為ですので、

ボクも気付いてからはすぐに退社しました。

さて、今回はそんなRMTの会社で働いていた話……

ではなく、

ネットゲームにハマって廃人になった話

をお話したいと思います。

そんなこんなでRMTの会社で働いていた

ボクの業務はネットゲーム内での

「仮想通貨の受け渡し」が担当でした。

会社に様々なオンラインゲームのアカウントがあり、

依頼を受けたユーザーのやっているゲームへ出向いて

仮想通貨を渡すという役。

そうすると、まあ、色んなゲームを

短い時間ではあるものの、プレイするわけで

それなりにゲーム経験が必要となります。

ボク「仕事で触るわけだし、

プライベートでも少しゲーム操作に慣れておこうかな……」

そんな想いから、とりあえずグラフィックが綺麗だった

MMORPGテ〇ルズ〇ィーバーを

自宅PCにインストールし、やってみることにしました。

ボク「会社の依頼メール見てると

一回で４～５万も課金する人いるよなー。

マジでネットゲームにそんだけハマる奴の気がしれねぇーｗｗｗ」

そんな印象を抱きながら始めた

オンラインゲームですが、

数か月後ボクは

見事にハマりました

ゲーム内課金はもちろんのこと、

当然のごとく自らもＲＭＴに手を出し、

頭の中はどうすれば効率良く

レベルを上げられるか

レアアイテムをゲットできるか

ということしか考えられなくなりました。

さて、では

そんなネトゲ廃人になったボクの

当時の生活を見てみましょう。

プレイ時間＞睡眠時間

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まあ、いうまでもなく、ネトゲーの時間は

睡眠時間よりも大切です。

特にネトゲーには特定のマップに

一定時間だけ現れるボスキャラがいたりするのですが

他のモブ（雑魚キャラ）からは出ないレアアイテムを落としたりします。

しかし、ボスマップは他のユーザーに張り込まれているので

なかなかレアアイテムを落とすまで攻撃できません。

そこで学生や社会人の皆さんがいなくなる

深夜帯を狙うのが大切になってきます。

当然、現実世界で会社や友だちといる時間より

ネットゲーム内にいる時間のほうが長くなるのは

当たり前のことですね！

現実の人間の頭上にステータスゲージが見える

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なんですか？

そんな目で見ないでください。

うっすらですよ?!

うっすら見えるんです。

ホントに……。

現実世界で荷物を出すときショートカットキーを探す

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現実での動作がぎこちなくなります。

普通に感覚的に身体を動かしてたことが、なぜか

「Insert＋Iでペットボトルを選択して……」と

キーボードを想像して動かさないと

身体が動かせなくなります。

キャラの所持金と現実の所持金を混同する

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念のため言っておきますが、

本人はあくまで正気です。

もはや現実のお金とは

どういうものだったのかすら怪しくなります。

外出してしばらく歩いてから

「あ、そっか今リアルにいるんだった」

と、気付くまで本気でそう思ってました。

ネトゲー内で「暇だ……」とチャットに打つ

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もはや廃人にとって

現実世界＝ネトゲーです。

暇だからゲームをやるのではなく

ネトゲーにＩＮするのは前提で

暇をもてあましています。

ゲームとは何のためのものだったのか

そんな疑問は彼らには無意味です。

と、まあ、こんな感じで当時のボクは

どっぷりとネトゲーにハマってしまっていました。

RMTの会社を辞めてからも

１年ほど続けていっていたわけですが、

上記のような異常な自分の言動に気付き

ネトゲーの世界から足を洗ったわけです。

最後にこれからネトゲーをやろうとする方、

いままさにネトゲー廃人の方に

一つだけアドバイスをさせていただくなら

対人戦にだけは手を出すな

というところでしょうか。

あと、現実世界のほうが

グラフィックも綺麗だし、自由度も高いよ

おしまい。