はじめてゲイビデオに出演したときの話12
→はじめてゲイビデオに出演したときの話11
ボク「え?」
木村「……」←なぜか微妙な顔をするAD
怖くて何も聞けないまま、
一同は事務所へと車へ向かいます。
車に荷物を置いたボクと監督は
監督の自宅へと案内されました。
田中「ここだよー」
監督の自宅は歩いて5分くらいの
距離のところにある小さな小さな一軒家でした。
四畳半くらいの一部屋しかないスペースに
2段ベッドがどかりと鎮座しており、下には
私物らしき物が置いてあります。
田中「君は上使ってね」
ボク「はい……
(ホッ、一応別々のベッドか……)」
田中「まだ早い時間だから、楽にしててね」
ボク(遅い時間になったら何するつもりだー!)←自意識過剰
ボク「あ、はい……あー、せっかく東京来たんで
どっか観光したいんですけどー……
(とにかく一緒の空間にいてはマズい)」
田中「んー、そうね。じゃあ、二丁目に行ってみたら?
ここからなら山手線ですぐだし」
ボク(二丁目ってゲイタウンの新宿二丁目か?
んー、この際どこでもいい! とりあえず
この場から離れられるなら……!)
ボク「はい!」
そうして、監督から行き方を教えてもらい、
新宿二丁目で時間を潰すことにしました。
初めての新宿二丁目でも色々あったのですが、
それはまた別の機会にお話しいたします。
ボクが監督の家に戻ってきたのは
夜22時くらいでした。
田中「おかえりー」
ボク「あ、はい……」
ボク「じゃ、じゃあ、ボク、寝ますね……」
田中「あれ? シャワー浴びないの?」
ボク(シャ、シャワー???!??!)
ボク「い、いえ! 明日現場で浴びれれば
だ、大丈夫です!!!」
田中「そう? じゃあ、おやすみー」
監督の脇を通り、
二段ベッドの上の層へと昇ります。
テレビを観ていた監督は
一時間ほどして寝ようとしたのか
電気を消しました。
パチッ
ボク(ヒィッ!)ドキドキドキドキ
田中「zzzzz……」
ボク(……)ドキドキドキドキ
田中「んんー……」ムニャムニャ
ボク(ヒッ!)ビクッ
下から聞こえる監督の
一挙手一投足にビクビクと反応してしまい、
なかなか寝付けません。
~翌朝~
チュンチュン
田中「んん……おはよー」
ボク「……お、」
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悩ましいね…。苦しく悶える感じかな…。
もうイベントはやらないんですか?