ゲイビデオモデルからAV女優になった話5
→ゲイビデオモデルからAV女優になった話4
そのとき僕らの脳裏にあることが浮かびました。
僕(いやいや、だってあんなに
「自分は根っからのゲイよ!」って
公言してたのに)
僕(いきなり彼女なんて
おかしすぎるでしょ)
僕(ゲイを隠すために
女性と偽装結婚するって
よく聞く話だし……)
朝倉「あら? ハヤトくん
女の子イケたんだっけ?」
ハヤト「え? ムリに
決まってるじゃない」
やっぱり偽装結婚だー!
ハヤト「でもね……」
そのとき普段のオネェ口調のまま、
だけど、スマホの画面を愛おしそうに
見つめるハヤトくんを見て、僕は
僕(ああ、でも……ノンケもゲイも
バイもみんな、人を好きになるって
こういうことだよな……)
そんなことを思いました。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
イツキくんの場合
さて、今度はガッツリ
撮影内容についてのお話です。
以前のゲイビデオ話でも
書きましたが、ゲイビデオでは
いわゆる作り物精子を使った
疑似はほぼ絶対にしません。
そこは一般のAV以上に気をつかっていて、
スバルくんの件でもわかる通り、疑似を
使うくらいならお蔵入りします。
そんなゲイビデオ現場である
疑似を一度だけ使った撮影を
したことがあります。
ある日のこと、いつものように
現場に呼ばれた僕はモデルさんと、
これまたいつものように挨拶を交わします。
僕「おはようございます」
(現場なので昼でもおはようございます)
この子はイツキくんというそうで
かわいい感じの男の子です。
※そうそう、これも以前書いたこと
ですが、ゲイビデオにはレーベルがあり、
レーベルによってコンセプトが違います。
筋肉モリモリの子だけのレーベルや、
ハードなプレイ専門のレーベル、
かわいい系の子だけのレーベルなど、
僕は当時中性的な見た目に近かったので
かわいい系のレーベルで呼ばれることが多く、
相手のモデルもかわいい系が多くなりました。
一見、カップリング的には
イカツイのとかわいいのとかのほうが
見た目良くなりそうと思うかもしれませんが、
観てる人の好きなタイプは1つのことが
多いので、当然「かわいい系が好き」という
人はかわいい子×かわいい子とかのが
見たいわけです。
さて、ま、そんなかわいいイツキくんと
挨拶を終わらせて、いつものように
朝倉さんから撮影の内容を聞きます。
朝倉「あら、カオルちゃんおはよう。
もうイツキくんとは挨拶した?」
僕「あ、はい。
今日はどんな撮影ですか?」
朝倉「うん、今日ね」
なんて?
最近の画像つき記事
-
意見陳述
-
ゲイビデオモデルからAV女優になった話36
-
「適正AV業界はクリーンです」運動への抗議に関連した2月23日のツイートと3月6日のツイートをまとめました
-
ゲイビデオモデルからAV女優になった話35
-
AV新法による差し止め請求の途中結果につきまして
-
ゲイビデオモデルからAV女優になった話34
-
AV新法による差し止め請求が終わりましたことをご報告いたします
-
AV新法による僕のAV全削除に向けて途中経過報告ツイートまとめ
-
昨日行った伊藤和子弁護士とのやりとりについてと、今後の行動につきまして
-
世間の皆さまと業界の方々へ【適正AV業界が抱える問題】とAV新法改善に向けて元AV女優である僕からの改善案についてご提案