ブラジルを震撼させた話
どうも、大島薫です。
先日ツイートしたんですが、
つい最近、ふと思い出したことが
ありまして……。
今日はその話を書きたいと思います。
僕は日系ブラジル人で、日本からの
移民の家系で生まれました。
二歳のころに両親の出稼ぎで
日本にやってきて、五歳のとき
二ヶ月だけブラジルに戻っていた
時期があります。
その間はブラジルにいる祖父母の
家に連泊しておりました。
ブラジルは年中暑くてですね、
日中は家のドアを開け放してたりして、
家自体もまたかなり古いんですよ。
するとね、まあ、いるんです。
アレが。
結構ブラジルでは
害虫として、Gは深刻な
問題らしいですよ。
でね、僕そんときまだ
五歳の幼稚園男児とか
じゃないですか?
なんか手掴みしたんですね。
僕(当時五歳)「おっきい
ゴキブリ、かっこいい……!」
日本のゴキブリとは
ちょっと見た目が違うので、
カブトムシ的な感覚だったんでしょうね。
僕(まだ他にもいるかもしれない……!)
そう思った僕はですね、
捕まえたGを手近にあった
ビニール袋にヒョイと入れましてね、
家中を探索して回りました。
そしたら出るわ、出るわ、
いるんですよ、G。
ソファーの下やテレビの裏とかに
よくいましたね。暗がりではジッと
していて、捕まえやすかったです。
で、ビニール袋が
パンパンになりましてね。
そうですね、数はざっと……
40匹くらい
で、純粋で素直だった僕は、
それをお母さんに
見せてあげようとしたんです←
で、台所にいきまして、
僕「お母さん、お母さん」
母「うん?」
で、お母さんもね、
優しい人だからかな、
こう言うんですよ。
母「逃がしなさい!」
って。
で、僕「チェッ」ってなりながらも
逃がそうと袋開けたら、お母さんがね
またこう言うんです。
母「待って!ここでは
逃がさないで!」
逃がせっていったり、
逃がすなっていったり、
うちの母はこのとき
情緒不安定だったのかもしれません。
考えた挙句、僕は外に出ました。
祖父の家はブラジルでも
サンパウロのビレルダデ区という
住宅街に建っておりました。
僕(みんな寂しくないように
同じところで逃がそう……)
そんなことを思った僕は住宅街の
真ん中くらいまで行きましてね。
したら、まあ、周りは
ブラジル人だらけですよ。
外国人A「ジャパンのキッズが
ゴキブリの入った袋持って
なにしてるんだろうなwww」
(本当はブラジルだから
ジャパンのキッズとかいわないけど、
こんなニュアンスの会話)
外国人B「どうしたんだろうなー」
したら、そのジャパンのキッズがね、
こんなこと始めるんですよね。
外国人A「おいおいおい、嘘だろ!!!!!」
外国人B「やばいやばいやばい!!!!!!」
僕はそれを見て
こう思いましたよ。
僕(やっぱラテンの国は
テンション高いなー……)
以上、ブラジルを震撼させた話でした。
おわり。
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