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ゲイビデオモデルからAV女優になった話23

→ゲイビデオモデルからAV女優になった話22

 

 

 

 1話から読む場合はこちら

 

 

 

 

 

 

さて、専属前に撮ったAVの話ですが、

やはりこの人との共演は描かねばなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上原亜衣さん

 

 

 

 

 

 

 

 

このAVは当時売れっ子女優だった

上原亜衣さんが「初監督」をやるという内容です。

 

 

 

 

 

で、作品の内容から共演者にいたるまで

上原亜衣さんが全部決めるということになり、

そこで抜擢されたのがなぜかだったという。

 

 

 

 

これに僕はいたく驚きました。

 

 

 

 

 

なんてったって当時のAV業界で

上原亜衣さんは生きる伝説みたいに

なってましたから。

 

 

 

 

もうAV事務所に初めて所属した

新人女優さんなんかはみんなから

「上原亜衣ちゃんを目指せ!」的な

ことを言われるんですよね。

 

 

 

 

 

AV女優は出れば出るほど

飽きられるという業界の定説が

ある中、上原亜衣ちゃんは出せば出すほど

売れるという稀有な存在でした。

 

 

 

 

 

で、当日現場に行きますと、

 

 

 

 

 

僕「おはようございまーす」

 

 

 

 

スタッフ「あ、大島さん、いま亜衣さん

メイク中なんで、メイクルーム別で

ご用意してまーす」

 

 

 

 

僕「あ、はい……

メイクルーム別って

珍しいですね」

 

 

 

スタッフ「あ、最初のシーンは

大島さんと亜衣さんの初対面から

始まるんで、実際に会うのも撮影のときに

ってことになったんです」

 

 

 

 

 

僕「なるほど……」

 

 

 

 

 

 

※こういうのは

テレビとかでもあります。

 

ドッキリとかもそうですが、

よく「こんなの全部台本でしょ。設定でしょ」

っていうのは、案外そうでもなくて、

リアクションとりやすいように実際に

そういう段取りを作ることも多々あります。

 

 

 

 

 

 

 

で、メイクが終わりまして……。

 

 

 

 

 

スタッフ「大島さん入られまーす」

 

 

 

 

 

僕「お願いしまーす」

 

 

 

 

スタッフ「上原亜衣さん入られまーす」

 

 

 

 

上原「よろしくお願いしまーす。

あ、大島さん初めましてー」

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログ

 

 

 

 

 

 

 

 

僕(トップ女優だから、もっと

ツンケンしてたりするのかと思ったけど、

めっちゃ気さくな人だな……)

 

 

 

 

 

 

 

※これは個人的な感想ですが、案外

売れてる女優さんはスタッフなどへの

対応が良いことのほうが多い気がします。

 

(もちろんそうでない人もいますが……)

 

まあ、普通に考えて、スタッフも現場で

態度が悪い女優さんと仕事するより、

雰囲気良い人のほうが一緒に働きたいはずで

売れてる人がそうなるのは、至極

当たり前といえばそうなんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

スタッフ「では、最初は

お二人の初対面から対談で

始まりますー!」

 

 

 

 

スタッフ「……」

 

 

 

上原「……」

 

 

 

スタッフ「……」

 

 

 

上原「……」

 

 

 

 

 

上原「あ」

 

 

 

 

 

 

ブログ10

 

 

 

 

 

 

僕(あはは、お茶目な人だなぁ……)

 

 

 

 

 

 

上原「よーい、スタート」

 

 

 

 

上原「はじめましてー」

 

 

 

 

僕「はじめましてー」

 

 

 

 

上原「大島さん

お会いしたかったですー」

 

 

 

 

僕「ホントですか?

嬉しいですー! 僕も

あいちんに呼んでもらえるなんて

思ってなかったからビックリです」

 

 

 

 

上原「だって、ツイッターとか

すごいじゃないですかー、

文章も面白いしー」

 

 

 

 

僕「僕のことはどこで

知ってくださったんですか?」

 

 

 

 

 

上原「お友達の、波多野結衣ちゃんが

最初に『大島薫ちゃんって子知ってる?』って

教えてくれたんですよ」

 

 

 

 

僕(そうだったのか……)

 

 

 

 

 

※上原亜衣ちゃんのAVやインタビューでは

同じくAV女優の波多野結衣さんの名前が

よく出てきますが、お二人が仲良しというのは

設定ではなくガチで、この話も

本当にそうだったようです。

 

AVで「親友の二人がガチレズSEX!」みたいな

タイトルで女優2人が共演することもありますが、

ああいうのも実際にプライベートでも

仲良しであることがほとんどですね。

 

 

 

 

 

 

スタッフ「はい、上原さん、

そろそろ尺大丈夫です」

 

 

 

 

 

上原「あ、はい。カットー」

 

 

 

 

僕(それも

あいちんが言うのか……)

 

 

 

 

 

スタッフ「では、このまま二人の

セックスシーンで、大島さんが

最後中に出したものを、二人で口移しして

スペルマレズ的な絡みで終わりです」

 

 

 

 

 

僕(そういうの

スペルマレズっていうんだ……)

 

 

 

 

 

 

※ちなみに、

いまだから言いますが

この中出しは疑似です。

 

 

 

 

 

 

スタッフ「で、今回亜衣さんは

毎シーン潮噴きありまーす」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎シーン?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※いやあ、この当時のAV業界は

狂ってまして、昔はAVの潮噴きって

オマケ程度の存在だったんですが、

この当時は潮噴くのが当たり前、

派手なら派手なだけいいっていう

 

演出過多な状態になってまして、

それに対応する女優さんたちの

身体への負担はすごかったと思いますね。

 

 

 

 

 

 

といいますのも……

 

 

 

 

 

ブログ11

 

 

 

 

ブログ12

 

 

 

 

ブログ12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、あいちん溺れるよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※潮って水分を放出するわけなんで、

毎シーン潮噴くとかなると、本当に

女優さんは常に2Lペットボトル

片手にこの状態になります。

 

ちなみにこのとき飲むのは

ミネラルウォーターではなく、

塩水が定番です。

 

普通の水をこんなに飲むと

水中毒を起こしてしまうからですね。

 

いや、性行為以外でこんなに

身体酷使するんだから、

AV女優って大変……。

 

 

 

 

 

 

……で、まあ、

撮影が始まるわけです。

 

 

 

 

 

ブログ13

 

 

 

 

 

 

 

←続きます

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PROFILE

大島 薫(おおしまかおる)

大島 薫(おおしまかおる)
所属事務所:フリーランス
身長・体重:165cm・53kg
生年月日:1989年6月7日

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