AV新法による僕のAV全削除に向けて途中経過報告ツイートまとめ
さきほど行いましたツイートについて、ブログに記録を残すため、同じ内容をブログにも記載しておきます。
以下、列記。
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AV新法の差し止め請求を使って、自分が出演した過去の「性行為を映した映像作品」ゲイビデオ、着エロ、無修正、AVに至るまで全部削除してみるという社会実験について、本日ほとんどリスト化できたので、途中経過の報告と、少し複雑な心境になったので、その気持ちを吐露することを許して欲しい。→
AV新法成立から、適正AV業界はクリーンです運動に至るまで、そして自分のAV不削除問題の告発の流れはしつこいがブログを追ってほしい。そして、今回伊藤和子弁護士のご指摘から、自分の過去作品をAV新法を使って全て削除するという流れにいまなっているわけだが、それには→
http://www.diamondblog.jp/official/kaoru_oshima/?p=2634
適正AV業界ほど体系化されていないゲイビ業界にある過去の自分の作品を全て調べ上げ、リスト化しなければならないという、まあ、ちょっと気の遠くなる作業が必要なわけで、それを今日やりながら、少し複雑な心境になってしまい、自分の感情が少々ぐちゃぐちゃになってしまった…。情緒不安定みたいで→
本当に恥ずかしいのだが、過去の自分の作品を見ながら、作品名をメモに取り、「ああ、こんな作品もあったなあ」とか「うわ、こんときの自分若っ」「あー、そういえば、一時期金髪だったなあ…」なんてことを思い出して、ふと、こんなことを思ったのだ。「もし本当にAV新法で全部の作品が消えたら、→
本当にこの世からこれらの作品がなくなっちゃうんだな」と。いや、お前はそれを望んでるんだろと思われただろう。しかし、ゲイビデオのほうは実は消えると思っていなかったので、今回のことは自分自身降って湧いた話だったのだ。しかし、そのおかげで、以前にも書いたようにAV販売停止申請書の→
効力の及ばないAVも削除できることも事実ではあるので、これは僕にとって朗報であることは間違いない。ただこれから差し止め請求を送る作品に写る当時の自分と共演した男の子たちを見ながら、色々な撮影の思い出が蘇ってクスリと笑みが溢れたり、アレは大変な撮影だったなあと苦笑いしたりする自分に→
そういう作品の思い出も自ら消し去るのかと少々感じ入ってしまった。「所詮エロの分野の人間がなにが思い出だ」と嘲る方もいるかもしれない。だが、前にも書いたが、僕にとってAV業界は本来は「恨みを持つ相手」ではなかった。だから、今回の告発も本当にするか、最後の最後まで悩んだ。
AVをリストアップしていて「あ、これも消すのか…」と思った作品が、適正AV業界側にもある。「Best Hits梁井一」という作品だ。これはドキュメンタリーAVをずっと撮り続けているハマジムというメーカーの作品で、いわゆるオムニバスなのだが、大元の僕の作品は消えているし、この作品に→
僕の名前はないのだが、サンプルを観てもらえばわかるが僕も収録されている。じゃあ、削除になんの問題もないだろうという話だが、すこしだけ寂しく思う自分がいた。なぜなら、ハマジムさんはよくあるAVメーカーと違って、本当のドキュメンタリーを撮るメーカーさんで、AVのインタビューでも→
「初体験はいつ?」的なよくあるものではなく、「将来なにがしたいの?」的な情熱大陸並みのマジな感じのノリで撮り、僕も2〜3時間くらい話をした記憶がある。そのマジさ加減は、なんとAV撮影でわざわざ大阪のガチ自宅にまでやって来たほどだ。この作品にも当然差し止め請求は送る。送るわけだが…→
女装で生活を始め、ゲイビデオ業界を飛び出し、女性だらけのAV業界で男の娘として上り詰めようと足掻きながら日々過ごしていたあのときの自分に、ドキュメンタリーという形で真っ向から向き合ってくれた梁井監督の作品までもしかしたらAV新法で消えてしまうのかなと思うと、少し寂しくもあった。
そういったAV業界にいたころの思い出を、いまブログで連載しているので興味がある人は読んで欲しい。これを読めば、僕がAV業界憎しで一連の行動をとっているわけではないことが伝わるはずだ。いまだってその当時知り合った大好きな人たちがいて、たくさんの良い思い出がある。
http://www.diamondblog.jp/official/kaoru_oshima/?p=1838
そもそも梁井さんの作品はオムニバスで色んな人の映像が詰め込まれている。ゲイビデオには、僕とは別に他の出演者がいる。僕は映像を消して欲しいが、他の誰かはもしかしたら映像を消して欲しくないかもしれない。それこそ良い思い出にすら思っている人だっていないとも限らない。そういう作品らも→
全部引っくるめて僕の一存でAV新法使って消しちゃうんだな…とそんな気持ちになってしまったのだ。いや、もちろん突っぱねるメーカーもいるかもしれないし、本当に消えるかはまだわからないのだが…。しかし、やると決めたし、例外のメーカーを作っては意味がないので全メーカーに差し止め請求はする。
映像作品には色々な人が関わっている。作る人、共演者。そんな人たちの想いを無視して、1人の気持ちで作品が消せちゃうんだからすごい法律だなあと思う反面、適正AV業界に僕の意思を無視してAVを販売され続けた怒りも本物で、本当に複雑な心境です…。できれば、裏切って欲しくなかった。
それにもう僕個人の問題でもないのだ。この騒動で一般の方からも「AVが削除されていない」という声が届いている以上、この社会実験で果たしてAVが消えるのか。どうやったらAVを停止してもらえるのかを世間に周知する必要がある。そして、僕ほどそれに適任な役はいない。もうリストはほぼ完成した。
あとは各メーカーにメールを出すくらいだ。その様子は動画にしているので、あとで結果含めて、編集後YouTubeにでもアップしようと思っている。適正AV業界には、世間からいまどう見られているか、よく考えて行動して欲しい。僕からは以上だ。
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