AV新法による差し止め請求が終わりましたことをご報告いたします

投稿日：2023.02.03｜カテゴリー：コラム的なやつ,日記

再度ツイッターにてツリーを投稿しましたので、ブログでもご報告いたします。

以下、列記

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AV新法による過去作、オムニバス含む、総集編作品への差し止め請求をゲイビデオ含め、僕の全てのアダルト作品に対して行う件ですが、2023年2月3日を持ちまして全社メールを送信し終えたので、ご報告いたしますと同時に、もう現時点で色々思うところがありましたのでいくつか→

感想を述べさせていただきたく存じます。まず男女参画局にある様式通り「モデル名」と「作品名」を「契約書が手元にない人用の様式1-1」通り、メールなどで各メーカーに送りましたが、以前にも申し上げた通り、ゲイビデオメーカーなどは作品などによって名前を「五十嵐薫」や「Kaoru」などに→

していて、統一性がなく、モデル名の記載すらない作品すらありました。「モデル名が違うから対応しない！」とゴネられるのも嫌なので、結局モデル名ごとにメールを分けて出しました。いまKOカンパニーのメールBOXは、恋人が病んだときのLINEくらい僕からの差し止め請求メールで一杯だと思います。

あとは適正AV業界にも不安な作品がありました。それはAV内のチャプターの切り売り動画です。わかりますか？　FANZAで動画配信のみで「324円〜」とかになってるような、あんなやつ。あれ、自分では出演者だから、どこのメーカーの映像だってわかるんですけど、レーベル見ると全然違う→

見たことも聞いたこともないレーベルになっているんです。たしかAV自体はホットエンターテイメントさんで撮ったはずなのに、切り売り動画は「嗚呼、素人」というプレステージ系列？のものになっている。レイディックスさんでも同じようなものがありました。これはどこに差し止め請求すればいいのか？

結局、AV販売停止申請書の効力が効かなかった制作元がゲイビデオで販元がプレステージの一件があったので、制作元のホットエンターテイメントさんに差し止め請求を出しました。ただ…いま嫌な想像をしているのは、もしかしたら、この切り売り動画、権利を売られたんではないかということです。

で、メールで「もう他社に映像の権利売ったからうちに言われても知りません」とか言われたら最悪だなと、そんな想像をしていますが杞憂に終わることを願っています。あと着エロのほうにも差し止め請求したんですが、一件AV引退後担当者にメールしたことがあって、そちらからはすぐに回答が来たので→

そちらもご報告しようと思う。なぜ着エロメーカーに引退後連絡をしたかは、今回と似たような理由だ。AV現役時に使った映像を勝手に二次利用でフォトブックにされ、amazonで「（著）大島薫」と売られたから、抗議したのだ。いま全年齢の作家になって、ただでさえ書店から元AV女優で→

後ろ指指されているのに、まるでこれじゃ新作でいかがわしい本出したみたいだろ、と。で、それは一度取り下げてくれたのだが、結局またフォトブックは出された。で、もうそういう会社なんだと諦めた。契約がある以上、こちらが不利だと。しかし、今回AV新法でここにも差し止め請求してみようと思ったわけだ。

どんな回答が来たと思うだろうか？

「以前ご連絡をうけた時に配信把握している範囲は全て削除したのですが、再度取引先にご連絡をしました。画像データ、動画データは削除済みです。よろしくお願いします（原文ママ」

ズッコケそうになった。

「消えてないんで、確認してください」

頭を抱えながら、FANZAのURLからamazonリンク、その他の販売サイトまで全部送った。ここで僕にやはり一抹の不安が過ぎる。この人は本当に着エロ会社の制作の人間だ。制作の人間が、なぜ自分の作品をどこのサイトに載せ、売っているか把握していないんだ…？

仮に「削除させた」が本当なら、いま販売サイトで販売している僕のこの着エロ動画や勝手に出されたフォトブックの売上は誰に入っているんだ？　本当にAVはAV制作会社に言えば消えるのか？　もはやデータはあちこちに転売され、権利者の意思とは関係なく売り買いがなされているのではないか…？

繰り返すが、僕のこの不安は杞憂であって欲しい。ただいま来たばかりのこの担当者からのメールが、僕をそんな気にさせる。ともかく、以降各メーカーからの対応の結果は追ってご報告する。一旦は結果をお待ちいただきたい。