はじめてゲイビデオに出演したときの話17
→はじめてゲイビデオに出演したときの話16
というわけで、
ボクの全力のギャグは理解されないまま
全員でホテルへと移動になりました。
ホテルは都内の
シティホテルの最上階でした。
AD「うわ、すごいッスね。
スイートですか?」
矢代「ん、ま、そうだね。
2人のイメージ的にそのほうが
合いそうだから」
※ちなみに、ぶっちゃけ言うと
こういうホテルでの撮影は
勝手にやっていることが多いのですが
いまはどこも監視の目が厳しく、そうは
行われないです。
ボクが出演していた9年前の
まだ大らかに済む時代の話ですね。
矢代「じゃあ、まずカラミの撮影の前に
イメージビデオ的なシーン撮るから」
ボク「イメージビデオ?」
矢代「あ、知らない?
グラビアのDVDとかでよくある
浜辺でキャッキャしてる感じの映像」
ボク「へー」
矢代「いまウチで流行ってんの(笑)」
AD「最近やたらと監督たち
撮りたがりますよねー(笑)」
と、よくわからずにボクと
ヒカルくんのイメージ撮影が
始まりました。
矢代「じゃあ、ヒカルくん
ベッドに横になってゴロゴロしてる感じでー」
ヒカル「はーい」
矢代「ここ、音は使わないから
俺が指示することをやってくれればいいよー」
矢代さんがベッドに寝ているヒカルくんの
足から顔へカメラをパンさせて行きます。
矢代「いいね、いいね、足に表情付けてー
カメラが追ってるところを動かす感じでー」
矢代「はい、じゃあ、顔に寄ってくよー寄ってくよー」
矢代「はい、そこで笑顔!」
ヒカル「ふふっ」ニコッ!
矢代「はい、カット!」
AD「いやーん、かわいいー!」
今日の木村さんはテンション高めでした。
ボク(なるほどー。こういうのがイメージかー)
矢代「じゃ、次はアキラくん行ってみようか」
ボク「は、はい……!」
矢代「はい、カット!」
AD「いやーん、こっちもかわいいー!」
木村さんのテンションは明らかにおかしかったです。
矢代「じゃ、じゃあ、2人とも準備始めようか……
ヒカルくんは洗浄もね」
ボク(そ、そういえばこの人
腐女子って言ってたな……)
この木村さんの妙なテンションに
圧倒されつつも、現場はとうとう
カラミの撮影へと移っていくのでした……。
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