はじめてゲイビデオに出演したときの話19
→はじめてゲイビデオに出演したときの話18
矢代さんが取り出した
氷をよくわからないまま
受け取ります。
それを受け取る様子をカメラに
収めた段階でカットがかかりました。
矢代「よし、じゃあ、それ使っていこう」
ボク「？」
ヒカル「？」
矢代「ああ、そんな難しく考えなくていいよ(笑)
普通に氷をお互い口移ししたり、身体に
這わせたりすればいいから」
矢代「ま、変化を付けるための
小道具程度に考えて」
なるほどと思いながら、
どうしようか考えてるうちに
再び監督からスタートの合図がかかりました。
矢代「じゃあ、さっそく
氷越しにキスしてみよっか」
言われた通りボクが氷を1つ掴んで
自分の口元に持っていきます。
そこへヒカルくんの唇が近づいてきました。
ボク「んっ……」
ヒカル「はむっ……」
矢代「いいよ、いいよー。
舌とか出してお互いに氷を
舐めあったりしようか」
田中監督のときと同じように
撮影中にも監督から指示が飛びます。
ボク「ペロペロ……」
ヒカル「チロチロ……」
矢代「じゃあ、今度はヒカルくんが氷を口で
咥えて、アキラくんの口に移そう」
ヒカル「ふぅ……はぁ……」
ボク「んんっ……」
矢代「よし、そこで
ヒカルくんの服を脱がせてみよう」
指示通りヒカルくんのシャツを
ボクが脱がせます。
矢代「そんで、氷を今度は
身体に這わせてー」
ボクが氷を手に取り、
ヒカルくんの身体に滑らせます。
ヒカル「んんっ……」
矢代「あー惜しいな」
ヒカル「つ……冷たぁい」
ボク「冷たい？」
ヒカル「うん……」
ボク「ふふっ、かわいいね……」
矢代「いいねぇ。じゃあ、
お尻こっち向けさせて」
ボク「ほら、お尻こっちに見せて」
矢代「アナルに氷入れてみよう」
え？ それ大丈夫？
しかし、指示が出たからには
やらなければなりません。
ボク「ほら、こっちにも……」
ボクが溶けかけた氷を
ヒカルくんのお尻にあてがいます。
ヒカル「ひゃん……」
ボク（よく考えたら、この子矢代さんのこと
好きなんだよなー）
ボク（好きな人に別の奴とのセックス見られるって
どんな気分なんだろうな……）
ふとそんな考えが頭を過ぎりました。
矢代「いいね、じゃあ、アキラくんそのままの流れで
ほぐしやっちゃおっか」
ボク「ほら、指、スルスル入ってくよ」
ヒカル「ああっ……恥ずかしぃ……」
ヒカルくんのお尻にカメラがグイッと近づき、
矢代さんがカメラに映らないところから
ローションを垂らします。
ボク（なるほど。ローションを手に取ったり
するところは見せないのか）
※これも撮影あるあるです。
ゲイビデオは一連で撮るのが重要と
以前書きましたが、そのためゴムを付けるシーンや
ローションを取りに行くシーンなどを省略できるように
見えないところで全ての行動を終わらせます。
見ようによってはアナルが自然と濡れたり
ほとんどほぐさずに挿入しているように
見えるかもしれませんね。
矢代「カット」
指を２本くらい挿れたところで
カットがかかりました。
矢代「どう？ ヒカルくん、
もう少しほぐし必要？」
ヒカル「あ、うーん……
大丈夫かな……？」
矢代「そう。さすが優秀だね」（ﾆｺｯ
ヒカル「……////」（ﾎﾟｰ
ボク（天然ジゴロ……）
ヒカルくんのほぐしは終わってるようなので
すぐに撮影が再開されました。
矢代「じゃあ、挿入から撮るよー」
矢代「よーい、スタート」
ボク「挿れるよ……」
ヒカル「……うん」
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明けましておめでとうございます。
（まだひと月に満たない新参者ですが…）今年もよろしくお願い致します。
ん？ ご挨拶は大切だよ？
「親しくなくとも礼儀あり」ってね…なんちて。