男だとバラさずにキャッチについて行ったら相席屋だった話2
→男だとバラさずにキャッチについて行ったら相席屋だった話
どうしようかと考えていると、
また店員さんが席にやってきました。
店員「ご指名でーす」
ボク(もはやキャバクラ……)
しかし、その有無を言わさない感じに
ボクは指定された席へ向かいます。
相席スペースには小太りのスーツを着た
40代くらいの男性が座っていました。
すると、男性は開口1番。
ボク「セッ……セックス?(笑)」
男性「うん! セックス」←無邪気な笑顔
ボク「セックスはぁ~……ちょ~っと早いか……な?(笑)」
男性「なぁ~んだ~」
ボク「え、え~……セックスしなきゃダメなの?(笑)」
男性「ていうか、それ以外の目的で来る奴いないっしょ」
ボク(そうか……だから、さっきの人も)
そこでさっき席についた男性が
「もう帰ろうかなと思ってる」とボクが言ったところで
自分も帰ると言ったのを思い出しました。
要するにこの小太りの男性が
オブラートに包んでいないだけで
皆目的は同じということでしょう。
ボク(まあ、ボクも男だから気持ちはわかるけど……)
ボク「そ、そんな風に誘って成功したことある~?(笑)」
男性「うん、あるよ!」
あるんだ
ボク「へえ~! すご~い!
何人くらい?」
男性「いっぱい!」
アバウトだな
男性「うちにね、成功した女の子全員
額縁にいれて並べてあるよ!」
ボク「額縁? すごいね~!」
男性「君も並ぶ?」
ボク(ボクも……?)
ボク「な、並べられるのはイヤかな~」
いま一瞬
それはそれで面白そう
とか思ってないです。
男性「そっか~」
ボク(だ、だめだ……。もう
間がもたん。帰ろう)
ボク「わ、わかりました~! じゃあ、失礼しま~す」
男性「うん、またね!」
また はねーよ
ボク(さて、帰れって言われたことだし
今度こそ帰ろうか)
すると、やはりあの
コワモテ店長が立ちはだかり、
引き止められましたが、今回は
あっさり帰してくれました。
軟禁のようになってしまうからか
どうやら二回目以降は
ちゃんと帰らせてくれるようです。
帰り際店長はにこやかに
店長?「またいつでも来てね!」
と言っていましたが、
ごめんなさい
もう2度と行きません
おしまい。
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