白玉サバイバーの話7
なんと、こともあろうか
米田に引き続き、ボクまでが犠牲になってしまったのです。
もうこうなってしまっては桜井が唯一の望みです。
米田とボクはもはや、
一緒に下校する意味はなくなりましたが、
我ら関西白玉連合。
唯一の希望、桜井の最後を見届けようと正門を潜りました。
米田「この先はなにがあるかわからない」
薫「絶対に白玉を死守するんだぞ、桜井」
桜井「ああ……お前たちの分まで俺がこの任務を完遂する」モグモグ
桜井の熱い眼差しに
ボクの涙腺は緩みました。
心なしか米田の瞳も潤んでいるように見えます。
しかし、我々が泣くとき、
それは桜井が無事に家に着くのを見届けてからです。
そうこうしているうちに
田んぼが密集する地域になってきました。
ボクの地元は大阪ですが、
結構山手のほうにある、地下水が豊富な地域でした。
そのため、数十分で繁華街という立地でも
結構田んぼがあることが多いのです。
ちょうどイメージ的にはこんな感じでしょうか。
桜井の家は
この田んぼ道を突っ切った先にあります。
迂回しても通れるのですが、
そのほかの道は車通りも多く、
逆に危険が多いと言えるでしょう。
この道を行くべきだ
ボクら3人はごく当たり前にそう判断しました。
現在の生存者
大島 ×
桜井 ○
米田 ×
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