「ルームシェアの恩人」ありがとうございました。
こんばんは、わたなべかすみです!
やー、ほんとはすぐブログ書けたらと思ってたんですけど。なんか結構バタバタしていて。すみません。
改めまして
朗読劇「ルームシェアの恩人」、配信でご覧頂いた方、劇場で観覧頂いた方、本当にありがとうございました。
これから舞台の(ネタバレありの)振り返りをしていこうと思いますので、これから配信観るよ、という方はご注意下さいませ。
ナギサ、という女の子をやらせて頂きました。
常に怯えていて、内気で、言いたい事があってもあまり口では言えない、女の子。
解離性同一性障害の主人格でした。
細かい設定などを演出の宮崎さんから「敢えて」伺っていなかったのですが、きっと沢山辛い思いをしてきたんだろうなって、考えながら演じていました。
辛い思いから逃げて、自分を守る為に他の人格を作った。
だから辛さで言えば今までやってきた役の中でこの子の役作りが一番辛かったですね。その辛さを想像して、辛かった。
お礼動画でちょっとだけ言ってたんですが、別に演技に対して手を抜いた事は基本無いですよ。でもこの子だけは、この子だけはとても大切に演じなければならない、と意識してやっていました。
役は勿論皆大切です。その大切さの方向性が違うというか。そんな感じでした。
ナギサは、常に怯えてはいるんですけど(特に怒鳴られたり「無視」が怖い)、ルームシェアの皆の事は本当に大好きで、冒頭なんかは結構笑顔で演じていました。
表情を意識していたというよりかは、役作りをしていたらなんとなくその表情になった、って感じですね。私は基本的にそう作ってます。
あ、だからナギサの「発作」が起こったシーン、あの後の「う、うん…ごめん」の時に僅かに笑みがこぼれちゃったんですけど(今までの稽古ではやってなかったのに本番だけそうなった)、あれはナギサの癖、みたいなイメージですね。
辛い経験をした子って、二度とその状況が起こらないように防衛的な事をするんですけど、それが基本癖になっていて、ナギサの場合人を怒らせるのがきっと怖いだろうから、作り笑いをついしちゃうんですよね。無理して笑ってしまう。でもかなりぎこちない笑顔。そんなような作り方をしていたら、なんかああなっちゃった(笑)
宮崎さん、解釈違いだったらすみません、、
でもだから、ルームシェアの皆の事本当に大好きだったから、最後めちゃめちゃ辛かった。
あそこのシーン一応治療が終わって数日後、って設定だったらしいんですが、いやそれでも多分辛いよ。怖いもん一人で生きていくの。
でも背中を押してくれた皆の為に、ナギサは精一杯頑張ろうって、頑張って生きていこうって、ちゃんと決断は出来たんじゃないかなって思います。タケシとも約束したしね。
本番終わってから暫く落ち込みましたね。今は打ち上げも無いですし。ただただ一人で凹んでました(笑)
でも、私はよく考えたらちゃんとプロの!俳優!なので…!頑張って持ち直して、次の仕事行きましたよ…!ははぁ。
Twitterでちょっと言ったけど、今年はなんか有難い事に舞台のお仕事が沢山ありそうな予感…!なので。頑張りますう。是非観に来て下さいまし…最高の演劇をお届けします!!(こう言っておけばきっと最高の演劇になるだろうという暗示)
はい。
はぁ。
いや。
これ書き終わったら本当にナギサ終わっちゃうのか、と思って、急に寂しくなりました、ね。
大切に、大切に演じた役。
朗読劇だから(言っちゃうけど)稽古日数も少ないし、動きで表現の制限がかなりあったから(あ、台本落とすやつは私が勝手にやった)、完全に私のパワーが出てた訳じゃないけど。難しい演出もちょっとされたけど。
でも、やれて良かったなって、思いました。
初朗読劇、ナギサで良かったよ。
本当にありがとうございました。
皆様!今度はまた違う役で、お会いしましょう!またね!
わたなべかすみ
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