軽井沢への移住は必然！？
どうも。奥田健次です。
元・大学教員です。なんで大学を辞めたのか。「もうええやろ」という理由。
何がもうええかって。初対面の人に職業を聞かれたとき、当てられたことがないんよね。「デザイナー関係？」と聞かれること40％。「アート関係ですよね？」と聞かれること30％。「ファッション関係？」と聞かれること20％。「業界の方？」が10％くらい。業界って何やねん(^_^;) 全部、業界やんか。「先生 or 大学教員」と当てられたことは一度もありません。
「大学教員です」と言うとビックリされます、必ず。別に大学教員がすごいという意味ではなく、見た目とギャップがあるみたいね、自分の場合。
ところが、最近はこの手の「ビックリされ方」には、もう飽きた。どうすれば、ええんやろうと少し考えたんですよね。
で、結論。
「お仕事、何ですか？」と聞かれたら、
「羊飼いです」(・ω・)
こう答えてみたくなったわけです。そしたら、またこれは驚かれるでしょう？
あるじゃないですかぁ。「職業・羊飼い」と答えたくなる年頃って( ´ ▽ ` )ﾉ そーゆう年頃なんですってば。
それで、「羊飼いとか出来ないかなぁ、自分の教え子の自閉症の子どもたちとか青年になったら一緒に・・・」とかって、ぼんやりと考えてました。
まあ、４年ほど前から考えてましたね。それで、前のエントリーにも書いたけど、「軽井沢に5,000坪の廃校を買いませんか？」というオファーが来たとき、「これや！」と思ったわけです。
ま、このエントリーを読むと、ふざけた考え方のように思われる方もいるでしょうけども、自分の教え子らの将来のことを真剣に考えてたら、どうにも大がかりな仕掛けが必要だと思ってました。
ある同業者には「奥田先生にはいつも命を懸けられる何かがあるのが羨ましい」とか言われたけど、自分としてはフツーなんですけどね。そんなふうに考えたことがないんで、命を懸けてないといえば懸けてないし、懸けてるといえばスーパーに買い物に行くのすら懸けてるかもしれん。とにかく、自分のことをどうするかってことは普段から意識外。
そういえば、「学校を作りたい」というエントリーを旧ブログのほうに書いていた。もう６年前の記事ですよ。しかも、不思議なことにその記事、長野県の須坂高等学校のことを取り上げてるんよね。
やっぱり学校を作りたい！
それが、実際に「学校づくり」に着手することになろうとは。しかも、長野県でね。学生の頃から気になってた、長野県。豚を育てて食肉加工場に送ってハムを食べる授業を長野県の実験校で実践してるってのが、学生の頃から気になってて。そういえば、この話、確かその後、映画になったでしょ？ 「ブタがいた教室」だっけか。
上記の記事の最後に、「自分はそういう学校を作りたいなあ。うらやましいなあ。いつも言っていることだが、そういう学校を経営させてもらえるならば、いつでも大学教員なんて辞めちまいます（本気です）。」って書いてるやん。
有言実行になっちゃったね、また。
あ、別に「そういう学校を作りたい」って豚を育てて食べる学校という狭い意味とちゃうからね。
学校を買えるチャンスがあったのに、今の安定した身分を捨てられなかったら、自分の６年前のエントリーは嘘だったことになるもんね。やっぱり本気でした。後先のこと考えずに、さっぱり大学を「辞めちまった」。
でも「学校をつくる」と言っても、何の財力も人脈もないので、学校法人になるのは無理でしょ、普通。株式会社がええのかな。この辺り、ムケーカク極まりない(^▽^;) というか、セケンシラズともいうみたい(￣▽￣;)
自分の研究室のスタッフらは誰も付いてこなかったよ。最初からアテにしてなかったけどね。
だから、一人で始めました。「夏なので冷やし中華、始めました」。みたいなノリに近いです。
これ、本契約の日。講堂です。これから、どうやって運営するのかな。なんてこと考えたって分かりませんわ。
ぽつねん。
こんな広いところで、一人でスタートしたからね。ただ、ボーゼンと(^_^;)
「叱りゼロ」の本を書いたら、「給料ゼロ」になってしまいましたわ(￣▽￣;)
これ、浅間山の景色ね。浅間山のふもとでの高原暮らしはどんなふうになるんやろね。とりあえず、羊を喰いてぇ。ちゃうわ、羊を飼いてぇ(>_<)
奥田健次
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