初の合宿が始まりました
日本初、行動分析学を研修する学校。
行動コーチングアカデミーと呼んでいます。
おれのところ、まあもちろんまだ個人でやっているんで大赤字なのですけどね。
今回はうちの学校の初合宿。
行動コーチングアカデミー主催、家庭犬育成指導者研修会です。スーパーバイザーとして、山本央子先生にご指導をお願いしています。
木曜日の夜、軽井沢と東京吉祥寺の保護犬たちがスタッフに連れられて到着しました。
犬の訓練といえば、飼い主が飼い犬を連れて来るパターンが多いようです。また、学校で使っているデモ犬を相手に何かやるみたいなパターン。
でも、今回の目玉は誰も出会ったことのない、初対面の犬を借りてきてトレーニングを行うというスタイル。研修者らも犬もエンカウンターなわけで、きっとそれだけでもワクワク、ドキドキなのではないかと。
しかし、これこそ臨床でしょう。
今回の研修者らは、犬のことでお金を頂いているプロたちです。プロだからこその「一生学ぶ姿勢」を、と期待しています。そして、それには行動分析学はきっと役立つことでしょう。
偉い先生、肩書きがペタペタとお持ちの方々が言ったことが正しい、というのでは、ただの権威主義。人間の臨床の世界も、残念ながらそっちばっかりです。行動分析学に立つ臨床を続けていくのであれば、常に権威主義に警戒し(自分自身が権威にならいように、それと他人の権威にしがみつかないように)、結果にコミットする姿勢を持ちたいものです。結果にコミットしようとする行動分析学は、同じ志を持つ者同士の「共通言語」と言えるでしょう。
おれは学校長なので、今回の合宿では犬をどうこうということではなく、研修者らの学びを支援する立場にあります。おもてなしはしません。軽井沢の自然を前に、それぞれが良い空気を吸って、自分自身をもてなして下さいね(^^)
8月には、行動分析学の別の合宿(行動分析学道場)を予定しています。
杉山尚子先生による冒頭のお言葉。行動分析学をどのように学ぶか、貴重なご提案をいただきました。全体を通して、ありがたいご助言をいただいております。
養生して80畳の部屋でトレーニングです。この広い部屋、こんな使い方ができるとは(^^)
6頭の犬との初対面。グループで1頭を選んで、担当決め。
東北から関西・四国方面まで、あちこちからトレーナーや動物関係のお仕事をされている方々が集まりました。
今回は初合宿ということもあって、運営側は正直なところ赤字です(^^;)
合宿限定で地元の一流レストランのシェフにお料理をお願いしましたし、朝食のパンは吉祥寺のドイツパンのお店「リンデ」から、毎日お取り寄せ。
とにかく、初合宿。お祝いですからね。
来年からは、ちゃんと採算が取れるようにしないといけません。こちら側が「やーめた」と言ったら終わりですからね。
合宿所としてのうちの住み心地ではなく、研修内容に満足して帰っていただければ最高です( ´ ▽ ` )ノ
奥田健次
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