2度目のAFC
パートタイム教授の奥田健次です(^^)
常勤で勤務していた大学を退職し、西軽井沢で学校をつくっているところです。
昨年、12月。この頃は、西軽井沢地方5,000坪の学校跡地を買い取る話が進んで、仮契約を終えた時期でしたが、初めてA・F・C(アニマルファンスィアーズクラブ)に見学に行かせていただきました。
主宰の佐良直美先生のご厚意で、当時、1日しか予定が作れなかったにもかかわらず、アジリティー(犬と飼い主の障害物競技)上級者向けを見学させていただきました。
そのとき出会った多くの犬たちは、結構、ボーダーコリーとか体格のデカイ犬でした。当時、「将来、羊を飼うから牧羊犬を飼うとはどんなもんだろうかな」と、イメージだけ膨らませていました。
まあ、それが先月、うちの学校(行動コーチングアカデミー)で開催された合宿で、愛玩犬のチワワ&ポメMixを譲渡してもらうことになるんですから、世の中は分からんものです(^^ゞ
それでも、シェルター側からこの子の複数の問題行動の話も聞いていて、なおかつ合宿中も「吠え犬」とレッテルを貼られた別の子をはるかに超える、「しつこい吠え犬」っぷりを発揮してましたので、どげんかせんといけんやろと思ったのでした。臨床家魂みたいなもんでしょう。
一方で、この子は「目が良い」とも思いました。
まあ、目を地面にこすりつけるという問題行動もありましたので、「どこが目が良いねん! 目薬さして治療中やんけ!」と自分で突っ込むことになるわけですけれども(^^;)
そういう意味では「目が悪い」んですが(^▽^;)
ちゃいます、文脈が。
「目で語れる空気感みたいなもん」があるんですね。うまいこと科学的に説明はできない部分ですが。
いやいや、うちの三代目ハッピーの話ではなかった(^^;)
この昨年、お世話になったAFCに仲間の先生方が来られる予定だということで、昨日からまた訪問させていただいています。今日、行動コーチングアカデミーの講師陣が勢揃いします。この予定を8月の行動分析学道場のときに入れた際は、まだ自分が飼い主になる予定はなかったんですけどね。
まだ里子に来たばかりのうちの三代目は、もちろん連れずに参加しています。
昨日のトレーニングですが、やはり「良いトレーニング」にはいくつかの共通要素があります。それは、発達障害のある子どもに対しても、犬にも、スポーツ選手にも、すべて当てはまります。うーん、ここには書かないけれどもね。聞かれたら、それは何か教えます(それがまさに行動コーチングなのです)。
一方で、犬と人間とで違うところも当然ですが、あります。
昨年は、人間の臨床を専門としている立場の人間として、上記の「同じところ、違うところ」を考えながらの見学でした。今は、専門家としての視点に加えて、自分のハッピーの場合はどうなんだろうという視点からも見学しています。
あとは施設のポリシーです。
スタッフも全国から集まる会員さんも、そして動物たちも、「嫌々やっている」というのがありません。これは初めて訪問したときにも強く感じましたが、今回もやはりそう思いました。
うちの学校も、そうありたいと思っています。愚痴ではなく、感謝で。自己防衛よりも、安心で。悲しみよりも、喜びで。
いろいろな視点で、学ぶことばかりです。
佐良先生の新著が今年7月に出版されております。
佐良直美(2012)動物の神様に生かされて. 大巧社.
行動コーチングアカデミー用にも、数冊ほど購入して帰ります!
奥田健次
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