奥田健次(行動分析学者)オフィシャルブログ

パートタイム教授、奥田健次です(>_<)

せっかく日本で一番、サンフランシスコに近い都市（苦笑）、札幌にてテレビ観戦していたのですがね。散っちゃいましたよ。

負けてしまったら、後は知らん。ああ、これで昨日の記事で「しらばっくれるアメリカ人」のことを書いたけど、おれも同じやな。WBC2013の決勝戦？　おれは知らんよ。まあ、プエルトリコが優勝してくれたらええねんけど、くらいなテンションに下がりました。

またも審判に泣かされましたよ。何度も「え？　今のボール？」「え！？　さっきのボールなのに今度はストライク？？」というのが連発していました。主審はアメリカ人。ってか、まあこのWBCという大会はメジャーリーグとメジャーリーグ選手会の運営する組織ですから、利益配分だけでなく主審の偏りも当初より指摘されていました。サッカーのワールドカップとは似ても似つかぬシステムです。

ピッチャーは「あ、そこはストライク取らないのね？」と調整していきます。マエケンも初回、それを必死で調整しているように見えました。ところが、その調整が少しでも粗くなると甘いところに投げ込んでしまうもんなのです。能見もそうでした。主審のゾーンが思っていたのと違うのなら、数球で調整可能。でも、毎回毎回、なんだか壊れたテレビの画面ように安定せず、ずれるんですね。ピッチャー気の毒でした。逆に、あんな技術の無い主審で、よく３点でこらえたなと。

打者もそう。「え？　それストライクなん？」と、特に外角ギリギリを見逃してストライクと判定されると、次からはどうやっても届かない外角のボールゾーンからさらに遠くに逃げるスライダーに手を出してしまう。そういう場面が目立ちました。

まあ、こんな感じで４年に１度のアメリカ人審判をディスったところで、何の益もねーな。日本代表選手それぞれが「何かやり残した感」を持ち越しているやろうから、選手にああだこうだ言わないよ。ファンとして、不条理な大会システムを何とかしろよの声を挙げていくだけ。

８回裏の悪夢。これは選手を責めることはできんね。井端も内川も悪くないよ。「行けるならダブルスチールしてもいい」なんてサイン、日本のダメ父ちゃんの典型的態度やな。同一チームで同じことを何度もやっているのなら分かるけど、急造の日本代表チームではそれはアカンでしょう。やるなら「牽制に気をつけて、次の球で行け！」とか「２球目に走れ」なら、ギャンブルしたかったのねと分かるけど。台湾戦の鳥谷の盗塁はシングルですからね。ダブルスチールは、２塁走者がああやって帰塁したら自動的に１塁走者は絶対アウトになりますから。

これで、山本コージ監督は「悔いはない」「私は幸せでした」というコメント残し。最後までファンの心理を読めない人らしいコメントでした。ここは「悔しくて、悔しくて、悔しくてたまらんです！　おれをアルカトラスに閉じ込めてくれ！」とまでは言わないにしても、「悔しさを一番感じているのは選手達です！」と言わないといかんわな。

よりによって、内川と井端のように前大会や今大会の立役者を、こんな最後の最後で世界が驚くプレーに巻き込むとは何とも残酷な。後味、悪すぎ。大人の迷いは選手をこのようにしてしまうもんです。

４年後の大会。また出場するのしないのと選手会とNPBで直前になって揉めないように、ここから動き出さないと。何なら、WBCIをどっかの企業が買収して運営してよ。選手会全体としては「出ないこともあり」と交渉するけども、選手個人は出たいんだからね。

４年後にはメジャーにいるであろう今回出場の代表選手は、特別チームの内部に問題のない限り、４年後の大会にも出場したいでしょう。多分、マー君、マエケン、糸井あたり。メジャーに渡ったからって、「WBC？　出ないよ」とは言わないくらいの悔しさを味わったはず。やばい、坂本は順調に行けば2016年オフに海外FA権を取得か。となると、移籍直後にWBC出場というのは新チームが許さないかもしれない。

2017WBCの日本代表選手の顔ぶれ。沢村、マエケン、マー君、攝津、牧田、今村、山口鉄、涌井、炭谷、本田、松田、井端、坂本、中田、内川、長野、阿部。この辺りは連続出場候補でしょう。

初選出としては、巨人は宮國と菅野。日ハムは吉川、大谷翔平。中日は大島、浅尾、吉見。ソフトバンクは東浜。阪神は藤浪。広島は野村。西武は中村おかわり君。楽天は聖沢。

なんかメッチャわくわくする。

監督はイチローです。まだ４年後くらいバリバリ現役でしょうから、選手兼任で。

野球はレギュラーシーズンに戻ります。

おれは北海道から東京に戻ろうとしたら、天候が悪くて千葉県の上空を１時間も旋回されてしまった。ディズニーランドのアトラクションかよ( *ﾟ∇)/☆(ﾉﾟ⊿ﾟ)ﾉ

奥田健次

※オフィシャルブログ管理者より

コメントをたくさんいただき、ありがとうございます。コメントについては、管理者のほうでチェックして公開-非公開としています。個人的な内容や馴れ馴れ しいコメントについては、管理者の判断で非公開にしています。公開されるコメントについては、奥田健次先生にもすべて目を通していただいております。コメ ントへの返信はしない方針で運営してきましたが、これからもその方針に変更はございません。これらのことをどうぞご了承下さいませ。

なお、奥田先生へのお問い合わせ（相談依頼）が殺到しています。これまでの記事をお読みいただかずにお申し 込み下さる方もたくさんおられるようです。同じ方からの頻繁なお問い合わせには、余計に応じにくくなります。注意事項がありますので、こちらの記事等をど うかよくお読み下さいませ（NNNドキュメント放送後のお問い合わせについて）。