夜中の物音
パートタイム教授、奥田健次です( ´ ▽ ` )ﾉ
大学をスパッと退職して、サクッと西軽井沢に移住して浅間山の麓で生活しています。とかいいつつ、あちこち鬼のように出張を繰り返しています。来週には九州まで飛ぶ予定。
合間にうちの学校に戻ってみると、気がつけば秋色になってきてます。
夜、寝るときに家の周りで「コトンっ」「コトンっ」って物音がするのですよ。それはもう怖いの一言。まれーに、あと100メートルほど標高が上がると、そこは熊の世界。うちの学校の敷地は、標高900〜950メートル。車で５分もあれば『1000メートル林道』という、浅間山1000メートルを横切る道路があるんですね。そこ、熊ゾーン。
そりゃ、都会に住んでいる女の子が池袋駅とか歩いてる熊みたいなオッサンを「こわーい」って思うかもしれへんけど、うちの場合は「熊みたいなオッサン」じゃなくて、「熊」ですからね。リアル熊。「くまモン」でもないよ。リアル熊なら、オバサンでも怖いわ。
昨年なんか、JR長野駅付近で２頭の熊が出没。平たくいえば熊のカップル。フツーにビジネスホテル周りを歩いて、１頭は地元猟友会によって射殺。もう１頭は見つからないとか。おれは多分、そのビジネスホテルにチェックインしたんちゃうかとみてるねんけどさ。フロントも寝ぼけてて「熊みたいなオッサン」やと思って、チェックインさせてしまった可能性はゼロではない。
話は戻って、うちの学校での夜中の物音。
怖くなって、おれは「熊よけの鈴（フツーに地元のホームセンターで各種カラフルな感じで売ってる）」を片手に、ドアの内側からチリンチリンと鳴らしてビビらせ返し。こっちも相当にビビってるねんから、相手にも100倍返しダ（←おれはそのドラマ、見てないんだが）。
それなのに、まだ「カタンっ」「コンっ」って音が聞こえる((((；ﾟДﾟ)))))))
生ゴミを入れているコンポスト辺りから。前に、ネズミだかモグラだかにコンポストやられてるからな。あれか。
翌日朝、恐る恐るコンポスト側を確認に行くと。
おぉー！(￣◇￣;)
K・U・M・Ａ、KUMAじゃないよ。
K・U・Ｒ・Ｉ、KURIだったよ(〃´o｀)=3
そうそう。昨年、かなり当たり年だった大きな栗の木の下に、生ゴミ用コンポストがありましてね。風にあおられて、そこらじゅうに栗のイガが落ちまくってる。中から、大きな実の栗が飛び出してる。栗の実が落ちて、それがコンポストとかに当たっていた音やったんか。
つーことで、軍手しながら栗拾い。チクチク刺さりながらも、どんどん拾います。
昨夜、おれは風と栗の音に反応して、室内から鈴をチリンチリン鳴らしていたとは、絵的にアホ丸出しやんけ(^^ゞ
まあいい。
それくらい注意深いのでええねん。
それにしても、すげーよ。今年も栗の当たり年なのか。
１回で拾った栗だけでも、こんな感じ。
すでに虫に食われて穴があいているのもあるけど、それは捨てちまえばよい。まだまだ栗の木を見上げると、イガグリが山ほど鈴なりやし。
毎日、うちの学校を歩き回って一晩で落ちたやつを拾えば、ほとんど虫食いの被害には遭わないみたい。２日ほど放置したら、穴だらけになる。虫の野郎も、なかなか目利きがええやないか。
おれは茹でた栗に塩を振って食べるのしかできへん。
マロングラッセとか、ぜんざいの中に栗を入れるのとかNG。なんやねん、「栗あんぱん」って。あんぱん好きやけど、栗を入れた時点でマイナスやわ。学校の先生がよくいう「１＋１が２じゃなく、３にも４にもなるんだ！」というセリフの反対。「１＋１がマイナス３くらいになることもあるんだ！」ということもキチンと教えんと。
あんぱんに栗を入れるのは、おれからしたら「まぜるな危険」もん。
おうどんケーキ、すなわちモンブランとかいう洒落た奴も、言うまでもなくアウト。
栗は茹でたか焼いたか蒸したかのやつで、それにチラチラっと塩をかけて食べるのみ。ご飯にいれて、塩を振って食べるのはセーフ。つまり、おれは栗を「塩を振って食べるべき食材」やと思っているのに、それを砂糖に入れてどうすんのって主張する政治グループに所属している幹事長。
さて、名古屋まで教育相談に出発や。
奥田健次
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