NEW YORK便り1
パートタイム教授、行動分析学者の奥田健次です(-_-)
昨日の緊急着陸のニュースは、小さい記事にはなるだろうと思っていたら案外、大きなニュースになりましたね。
そりゃそうだ。
世界の大都市間を結ぶ、ビジネス客も多い主要路線でアホなことをやらかしたわけで、下手すりゃ偽ベートーベン以上の損害賠償金を払わないといかんでしょ。
まあ、ニューヨークまで飛行機に12時間乗ってりゃええところ、20時間近く乗っていたわけですからね。
出発前、客室乗務員さんにファーストクラスよりも『棺桶クラス(愛称・ツタンカーメンのお眠り箱)←註・読者さんからいただいた名称』を作って下さいよって、余裕かましていたときはまだ平和だったね。
一旦、予定外のところに着陸したらすべての飛行計画を新しく立てるみたい。
だから、飛行機の頭脳も「ぼく、アンカレジ発のニューヨーク行きです」ってなってる。
俺が「いや、キミはNH10で成田発なんだよ、本当は! だから成田からの地図を画面に出して!」とお願いしてもムダ。
切り替え早えーよ。
着陸態勢に入る直前の下界の様子。
都会の雪景色。なんか違和感。
とはいえ、まあこないだ東京なんかこれ以上だったもんな。おれは奈良にいたけど。
そんな感じで、昨日這々の体でJFKに到着。
ブリッジに接続し、飛行機から降りたらANAの地上スタッフがいつもの3倍くらい並んで、みんなでお詫びと労いの言葉。まるで、何か危険から生還したヒーローへの労いみたいな感じ。まあ、それに近いよね。緊急着陸やもん。
大いに疲れていたせいで、たぶん座席に買ったばかりの帽子を置き忘れてしまった┐( -”-)┌
ちょうど10年前、お初のニューヨーク行き。あの時はサンフランシスコからの国内線でJFK着の便だったけど、あのフライトはこれまででワーストの命懸けフライトだった。
大嵐の中、ジェットコースターみたいな揺れ方((((;゚Д゚)))))))
隣の韓国系アメリカ人と難しい話をしていたんやけど、途中から激しい風と雨と雷と、機長が気が狂ったかの如くの速度アップとで、シートベルトを強く締めてるのに上体が大きく浮いて天井に頭が届くくらいの揺れ。
羽根がもげるよ、空中分解するんちゃうかってくらい、ガーガー、ゴーゴー。もう、隣の兄ちゃんと途中から笑えなくなって「horrible…」連発。窓の外がまったく見えない。ずっと白い雲の中で揺れてる。
と思ったら、そのままっ・・・
ドガーーーーン、ゴーーーーーーーーー
えっ、壊れた?
この衝撃って、アレ?
なんと空港の滑走路にそのまま着陸したのでした。
機長も視界ゼロのまま、レーダーだけで降りたはず。
へんな汗が出たよ。乗客全員、ざわついた後で溜め息が出てた。
で、昨日のニューヨーク行きでしょ。何もないと思ったら、テレビニュースや新聞記事に載るほどの事件込み込みパックツアーですもん。おれ、ニューヨークへの旅が2回中2回これだと、何だか嫌な感じばかりが残りますよ。
そんなツアーパックいらん。
どうしてもって人には『名探偵コナンと行く ミステリー国際線ツアー』っていう企画に応募そればええねん。JRとかが電車でやってるあれね。
やっぱりおれはサンフランシスコ発着派かな。
それにしても、ニューヨークの最高気温でマイナス2度。軽井沢みたいなもんか。ただし、雪が今年は多いそうな。ワシントンやニューヨークで飛行機が何千便と欠航してたもんな。
町の中は札幌ほどじゃないにしても、雪をどけてある感じ。
今回の仕事先の関係で、中心地からやや離れたホテルにしたけど、ここが古くて寒くて室内暖房を最高出力にして一晩回しても、まだ部屋に寒さが残ってます。凍えてます。
札幌ならどれだけ寒くてもホテルの空調でなんとでもなりますが、何せトイレとかエアコンのレベルはアメリカは低いからね。
あと、残念なのはアメリカ一人旅の悪い癖。一人だとレストランに行くのが面倒くさくなって、ついついスーパーでお菓子とかを買って食事をそれで済ませてしまう。
スーパーがとりあえず近くにあってよかった。昨年、シカゴではそれも無かったので餓死しかけたし。
学生の頃、そういう感じで「スーパーでお菓子を食事とする生活」をしていたから、お手軽なほうを選ぶのに早い。
本当はゆっくり食事くらいはキチンとしたいのですが(-_-;)
もういい加減、身体も悪いわけですし。
珍しいクラッカージャックのチョコレートがけ( ̄∇ ̄*)
プレッツェルのキャラメルがけ。ダイエットカナダドライとダイエットドクターペッパー。それから、気休めのリンゴ。
飢えをしのぐための食料。
ひもじいわ、NYスタイルのステーキ食
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