屋根の上の雪
行動分析学者、心理臨床家の奥田健次です。パートタイム教授もやってます。
大学をサラッと退職して、西軽井沢に移住しました。
長野県で一番寒くなるのですが、雪はそれほど多くない土地柄。だったはずなのに、昨年めっちゃ降りました。んで、2週間前は観測史上最多の積雪量。
ほんと、すげー積雪量。ぱねーよ。
いや、マジで命を落とす危険性を未だに感じてます。
昨夜、高崎から自宅に戻りますと。なんと、うちの学校の屋根が。
屋根の上にある「雪止め」みたいな鉄のバーが、ごっそり落ちてます。屋根の上の雪と共に((((; ゚Д ゚)))
雪だけがちょっとずつ溶けて落ちてくれたらと思っていたら、屋根の上である程度は氷って、重たい氷り雪の塊だったんですね。見たら管理棟だけでなく、なんと本館の二階部分も落ちてた。
ってことで、夜中でしたが、2階の屋根の雪が1階の屋根の上に落ちていて、あまりに重すぎて建物がやばかろう。そう思って、少しでも屋根から雪を落としてやろう。
本館の2階にシャベルを持って行きました。
こんな感じ。2階の窓(うちの学校の天守閣と呼ばれる部屋)ですよ、これ。
「冬になったら2階の窓が玄関よ」でお馴染みのロシアみたいやろ?
これ、マジで2階の窓よ。豪雪から2週間後の姿。ありえん((((; ゚Д ゚)))
2階の屋根の雪が落ちてるから、ここの部分が雪の高さが2mくらいになってるねん。まじで建物がやばい。
作業開始じゃ(*`へ´*)
やばい、かなりやばいのは雪の上に立つのはまだいい。でも、屋根の地肌の上に立つと滑る滑る((((;゚Д゚)))))))
このままいくと、転落してしまうよ。よく豪雪地帯で事故死しているやつか。
だから、足場の雪は捨てないほうがいい。
力の限り、屋根の下に捨てていく。
怖いけどスリル。
〽ハイホー、ハイホー、仕事が好きっ♪
嘘です、ホントは怖い(-。-;
もっかい断っておきますが、これ屋根の上ですからね。
本当、めちゃ怖いのです。だから絶対に一人ではやりません。管理人に見守ってもらいながら、無茶をしない程度にハイホーハイホーです。
屋根の上から1階を見下ろすとこんな感じ。
また筋肉痛になるくらいやったけど、あまりに大きな建物なので降ろした雪の量なんか、せいぜい500〜600kgじゃないかな。
この赤い部分に乗っかると、スパイク付きの長靴でもツルンツルン滑って転落事故になりそう。
非常にキケン。落ちたところで、下には雪があるんですが、そんなマンガみたいに助かるわけではないでしょうし。
腰とか骨折したら、心理臨床家、引退やね。
そう思うと「もうこれ以上はダメです・・・自然を侮っていました、スミマセヌ・・・」という反省の言葉が浮かんだので、諦めることにしました。諦観も大事です。
とか言いながら、翌朝、出発する前に「雪の上に灰を撒いたら良いよ」という藤田シェフのアイデアから、さっそくもう一度、屋根の上に登ってこの雪の壁のひどいところに灰をぶちまけたのでした。頼む、どんどん溶けてくれ。
こんなことをしながら教育相談へと向かったのです。
ハイホー、ハイホー。
奥田健次//
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