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世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
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仮説のレベルとは?

パートタイム教授、行動分析学者の奥田健次です(^^)

昨日『ふえるわかめちゃん』でお馴染みの理研の、笹井氏が会見されましたね。まあ、予想通りの計算高さ。人格障害(疑い)の小保方氏の、非科学的トンデモ会見の後だけに、論理的な感じがします。

しかしもちろん、当然いろいろな思惑や動機があります。これ以上、騒動に巻き込まれて自分の科学者としての地位に傷を付けたくないという保身、理研内での処分を軽くしたい、そのために理研に傷を付けないようにしたい、寵愛した小保方氏が今後なるべく理研に対して訴訟を起こして欲しくないので丸め込みたい。小保方氏をキレさせて敵に回して、変なことを言われたくない。

などなど。

どうやら、上記の動機はすべて昨日の会見で果たせたかもしれませんね。

それはすでに理研を離れた山梨大・若山教授ひとりに責任を転嫁することで。

STAP現象は間違いだったと言うと、人格障害(疑い)の小保方氏が敵に回りますから。だから「STAP現象は現在最も有力な仮説である」と言うことにした。

まあ、科学者としては失格どころかトンデモな人で小学生マインドの小保方氏からすれば、笹井氏の「STAP現象は現在最も有力な仮説である」という言葉は、きっと「うわぁ笹井先生、先生は分かって下さるのね」と思ったことでしょう。現に、笹井会見を受けてまた涙、涙のオバカさん。

ところで、科学者側から見た場合「STAP現象は現在最も有力な仮説である」というフレーズは、本当はかなり恥ずかしい(できれば言いたくない)表現です。

次の図をご覧下さい。



これは、自然科学の枠組みで『信頼性』の高低を階層性で表したものです。最も信頼性の高いものは「法則」です。法則はそんなにあちこちで発見できるものではないですが、一度発見されたものは流行り廃りに左右されないものです。物理学とかでいえば「重力」の法則考えてもらうと、分かりやすいでしょう。

なお、ちなみに上記の図ですが、佐藤方哉先生の追悼論文として寄稿した論文から転載しました。

【文献】
奥田健次(2011) 認知科学と行動分析学との<対話>を可能にするもの. 行動分析学研究, 26(1), 36-39.

行動分析学の「行動の原理」は、この図でいう「法則」にカテゴライズされます。ときどき、「行動理論」や「学習理論」と専門家すら言いますが、行動の原理は「理論」ではなく「法則」のレベルだと言われています。

「法則」「理論」「モデル」、その次が「仮説」です。

しかし、自然科学で位置づけられる「仮説」なんてのは上記のヒエラルキーでは、上から4番目。4番目だからまあええやろ、ではだめです。仮説ごときは、大学の学部生くらいが自由に立てて勝手に検証する営みのレベルですから。

こんなものを理研がバカクソ高い研究費と人件費で扱っていたのかということになるので、そういう文脈で考えれば笹井氏の会見で「仮説」と言ったことは人格障害(疑い)の小保方氏をなだめる効果はあったものの、科学者一般のコミュニティーからすれば「あ〜あ」という感じです。

かえって、スッパリと小保方氏の研究は「虚構(フィクション)」よくても「思弁」でした。と、バッサリ切り捨てたほうが良かったかも知れません。どちみち労働裁判を起こされるんでしょうし。

上記の図、おさらいします。「法則」「理論」「モデル」「仮説」「パラダイム」「思弁」「虚構(フィクション)」という順番で、信頼性の高から低に下がります。

小保方氏のやったことは、研究の手続きや発表の手続きでいくと、ねつ造や改ざん、剽窃、無断利用等の数々ですし、せっかくの自己主張できる会見では(この期に及んで)具体的な再現手法などを明示することもなかった(逆に「コツがあるが言えない」「第三者がいるが名前は言えない」と暗示した)ため、「仮説」どころか「虚構(フィクション)」だったということになります。

したがって、笹井氏の行った会見は論理的に装っているものの、冒頭の数々の動機隠しをしなければならなかったため、かなり「思弁的」であったということです。いやーんバカンティ教授は、単にエロいだけでしょ。

もっと追求しないといけないのは、早稲田大学の博士論文の審査者に名前を連ねていたことについてです。小保方氏のその論文を「読んでいない」とバカンティ。「名ばかり審査員」をカミングアウト。

そうすると、早稲田の博士論文審査って何なのか? 早稲田は権威が欲しくて、バカンティは業績と教え子(バカンティ・チルドレン)が欲しかった? あと、お金は?

まっ、それにしても一般ピーポーの馬鹿さ加減が、こないだの「小保方ナミダの会見」を受けて半数以上が小保方に同情したのに良く現れています。主要マスコミも、いまだに「STAP細胞が今後、見つかったら? 小保方さんを再評価されるべきでは?」と分かってないことを言っている人が多いようです。

何度も何度も言いますが、この後、「STAP現象」または「STAP現象に近似した現象」が見つかったとしても、小保方氏の貢献はゼロです。むしろ、夢見る夢子さんが発表したことで、真面目な科学者が真に受けて、しばらく停滞させてしまったわけですからマイナスです。最初から言うてきましたが、そういう部分で森口よりサムラゴーチより悪質なのです。

えっと、少なくともネイチャーに投稿した論文でレプリケーションして再現できた研究者は世界でゼロです。かなりマウスも無駄死にしたでしょう。犬死にならぬ鼠死。小保方氏自身が、その他に「コツ」があると言っているんですから、その「秘伝のコツ」を論文に書くこともできなかった(特許も取れない)んだから終わってます。

いや

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奥田健次(行動分析学者)プロフィール

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奥田健次(おくだけんじ)
身長・体重 174cm・63㎏
生年月日 1972年1月20日
血液型 B型
出身地 兵庫県

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