ほつかいどうヨーグルト
パートタイム教授、奥田健次です( ´ ▽ ` )ノ
超過密スケジュールでのバンコク出張でしたが、到着翌日には無事に教育相談が終わりました。
その後、親御さんが面白いショッピングモールへ連れて行って下さいました。つい1月に来たときには、まだそんなの無かったのですが、常に何か開発されているバンコクらしく、3か月後の今月には真新しい景色になっていました。
ちょっとだけ郊外にあるため、そこは日本人や観光客が集まるところではないそうです。近くにホテルも1件もないし。ですから、完全に地元タイ人向けのショッピングモール。日本人が多く居住している界隈なら日本語も通じるし、日本語メニューもありますけれども。
昨日のショッピングモールは、確かに本当にレストランに入っても日本語メニューもない。英語のメニューすらないので、正直、ビビりました( ̄▽ ̄;)
でも、やっぱりモールを歩いていると日本語の看板があちこちに見られるし「やっぱり言うても日本人を相手にしてるんちゃいますか?」と思っていましたが、それが本当に違うということは数分後に分かりました。
レストランで食事した後に立ち寄ったのが、十勝ブランドのヨーグルトのショップ。普通のヨーグルトなんかと比べて、十勝の生乳を使っている高級なヨーグルトならしい。ほんまか?
確かに、これは本物じゃないかと思わせる看板。
俺は「十勝フレッシュヨーグルト」を注文。日本円で120円くらい。紙カップとかじゃなくて、ちゃんと牛乳瓶に入ってて本格的。
他のメニューを見てもええ感じやん。
ソフトジェルアイスクリーム。55バーツですから、日本円で170円くらい。安ない?
んで、ソフトジェルって何? シャーベットのことか? ジェラードのことか?
注文した「十勝フレッシュヨーグルト」を食べながら、あちこち他のお品も眺めていましたが。てゆーか、「十勝フレッシュヨーグルト」の味は、何と言うかチチヤスヨーグルトに駄菓子屋のヨーグルト菓子を混ぜたような味。
あかん、こんなときに引き合いに出したらチチヤスヨーグルトに悪いな。俺はチチヤス、好きやねん。
「どうもおかしいな」と思いながら、いくつかの商品パネルを見て確信。
これね。
見抜き方? それは縦書きの日本語表記の伸ばし棒。
上記の画像ですが、日本語の縦書きがこうなっています。
東
京
プ
レ
ッ
ク
ス
ホ
ワ
イ
ト
ト
ー
ス
ト
でた! これ、中国系のオーナーでしょ!?・゚・(p`∀´;笑))))
伸ばし棒が縦書きでも横棒のままという。
1つ見つかると、全部が目に付いてしまう。だって俺、ヒューマンだもの。
ヒ
ュ
ー
マ
ン
だ
も
の
ー
!
ささ、次いってみよう。
こちらの商品は、
北 北
海 海
道 道
フ ソ
ァ フ
ー ト
ム ブ
ブ レ
レ ー
ー ド
ド
でございます。
楽しいぜ(*´∀`*)「ブレッド」じゃなくて「ブレード」なのね。「農場の刃物」「ソフトな剣」て意味か?笑
もう1こ、いっとこ。
ベ
ル
ギ
ー
チ
ョ
コ
レ
ー
ト
ミ
ル
ク
だって( ̄∇ ̄*)
きっとベルギーじゃない。「ベルギイチ」なのだろう。もしくは「米留木 一(べるぎ・はじめ)」さんなのか。
俺が口に入れてるのも、こりゃ十勝じゃねえな<(; ̄ ・ ̄)=3 フゥ…
縦書きの伸ばし棒の問題だけではあーりません。
じゃ、行ってみましょう(* ̄∇ ̄)ノ
富良野 5 べりー
ここだけ大事なところが「ひらがな」になっとるやんけっ(* ̄∇ ̄)ノ
どうしてん?
かわいいわ。
あともう1こ。
Sapporo Choco を日本語表記にすると・・・。
札幌市チョコ`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
「サッポロチョコ」でええのに。
「市」って付けたら、札幌市という自治体がやってるチョコレートみたいやん(^^;)
「市バス」は聞いたことがあるけど「市チョコ」はねえな。笑
まあ、確かにたとえばサンフランシスコのチャイナタウンとか行ったら、わざわざ中国料理のメニューに日本語を併記しているお店の、あの無理矢理な感じと同じやね。
俺らが子どもの頃、何も知らずに着せられていた英単語の入ったTシャツ。陸上部の運動神経万能なクラスメイトが、アメリカ人の先生に笑われたのを思い出した。
めっちゃ格好良いフォントで、胸一杯に“dream ashtray”って書かれていて、あいつ「夢はアスリート」って書いてあると思ってたみたい。ま、俺も含めて誰も“ashtray”の意味わからんかったわ。でも、「“t”や“y”の位置的にアスリートではないやろ」くらいには思ってたけどさ。
アメリカン教師に「ソレ、灰皿の夢トイウ意味デスヨ!」と突っ込まれ、赤面していたアイツ。赤面しながらブツブツ「アシュレート・・・アシュリート・・・アスリート・・・・・アスリートちゃうんかブツブツ」言うてたわ。
なんか英語の文字が並んでいるだけで格好いいというイメージだけの世界。
タイでは食べ物のラベルに日本語が書いてあれば、それだけで日本製でなくても「高級・安全・安心」というブランドイメージがあるのは、日本人が意味も知らず英文字みて格好良いと思ってしまうのと同じみたいやね。
ペットボトルのお茶とかにも「おいしい緑茶」とかって書いてるし、きっと日本語を絵のように使ってるんやと思う。他にも「ドラえもん」のキャラをウェットティッシュのデザインに入れたり(恐らく無断使用してるはず)。絵だけドラえもんを使って、商品名は「KARISUMA」となってたわ。
ドラえもんはカリスマなんや(*´▽`*)=3
まあ、ちなみに最近は英語圏内の人が日本語の漢字とかをクールと思っている人もいて、タトゥーとかで「保護者」とか「気遣い」とかって彫ってもらって喜んでる逆パターンもあるから分からんもんやね。
そんなわけで、タイ人の地元向けのショッピングモールでしたが、これだけ日本語が使われていても確かにこれは「タイ人に向けてのイメージ作り」であって、日本人向けではないのは明らか。どこにも日本人が見当たりません。
バンコク市内ダウンタウンなら何も珍しがられないねんけど、俺がこの店に来たら「うわっ、本物の日本人がやってきたよ」ってな感じで、めっちゃ珍しがられました(^^ゞ
それにしても、このブランドは日本のブランドイメージを利用しまくっているけど、フランチャイズ契約はかなり厳しいキツいものみたい。えぐいわ。経営、大丈夫なのだろうか。
バンコク通の日本人でも、恐らくここには行った人はかなり少ないでしょう。地元向けモール、面白くて気に入りました。今度は「札幌市チョコ」をオーダーすることにします(^o^)
The Paseo Town – Ramkhamhaeng Hokkaido Milk
一応、ショップは上記のリンクだと思います。
奥田健次
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