行動分析学道場2014の最終日
行動分析学道場2014の最終日でした。
軽井沢が一年で最高気温になる1週間があるのですが、ちょうどその時期になってしまいました。室温は暑かったですし、講義やワークは熱かったです。
事例研究の進め方は、実際に5つのケースを3日間にわたってシェアすることができました。島宗先生の事前指導によって、事例研究がカタチとなってプレゼンされ、当日のご指導によってディスカッションの進め方まで全体が体験できました。
ただ、こうした指導は大学や大学院で教えてもらったことがないために、受講生らが「質疑応答しているつもりで、質問している側が何を聞きたいかイマイチ分からず質問しているという問題、応答する側が何を聞かれているのか分からないまま応答してしまうという問題、周囲にいる人が何となく分かったような気がしてしまう問題が、噴出しまくり」という事態を何度も繰り返したのでした。
こうした事態は学校コンサルテーションなどでも「よくあること」なのです。
教科書を読んだだけでは獲得できないスキルなのです。キャッチボールの技能とか、テニスのサーブを相手のコートに打ち込む技能とかに似ています。テレビを見たり、生観戦したりを繰り返したところで、やらないことにはいつまでも上手くならないのです。
いつかのナイキのキャッチコピーの通り、“Just Do It”ですよ。
“Just Do It”(行動あるのみ)(とにかく、やってみな!)
最後に「来年やってみたいですか?」と聞いてみたら、半分程度の受講生の手が挙がりました(多くて5、6名かなと思っていたので驚きました)。実際には数名程度しか選ばれませんが、良いことだと思います。
プロコースの受講生の、この短期間での行動変容は島宗先生以外に実現できる人はいないです。
まとめとして、受講生全体からのご質問を受けて師範らが補足としての解説を行いました。
進行するプログラム全体を客観的に眺めていましたが、3日間を通して1つのテーマをいくつかの話題や事例から掘り下げていくようなスタイルは、学問を体系的に学べますし応用科学の学び方として理想的なものを提供できたように思います。たとえば、「エラーレス学習」とか「チェイニング」とかです。
これ、教科書だけ読んだ人は「初歩じゃん!」と思うでしょうが(笑)、そういう人に限って使えていなかったり応用の仕方に間違いがあったりするものです。
正しくは「えー! なるほど! その問題にも使えるんですね!」という発見の連続をしていくことです。
さて、番外編。
最終日の昼食も、中国薬膳料理の藤田シェフのお料理、最高でした(^^)
五目ヤキソバが大人気でしたよ。
何と言えばいいのかな・・・。
餡の味で食べるようなものと思っていたら、かみしめると肉や野菜の旨味などが出てくるんですよね。きっと丁寧な下ごしらえというのかな、そういう仕込みがあるんだろうと思います。
鶏の手羽先唐揚げも、衣の外側だけの味とかじゃなくて肉そのものからジュワッと滲み出てくる美味しさあり。
サラダもスープも、夏バテしそうな身体にとても良い材料と調理方法で、とても有り難く美味しくいただきました。
やっぱり大人気だったのが、地元の天然イワナの燻製です。
振り返るだけで、よだれが・・・(^▽^;)
先月の保護者合宿のときは、南蛮漬けで大きなサイズだったのですが、燻製ですので小ぶりなサイズです。燻製にすることで旨味がすごく増すんですよね。もっと食べたかったです(*^^*)
こぉんな感じでございます(^o^)
そんなわけで、今年の一番大きなイベント、行動分析学道場も無事にすべての日程を終えることができました。
師範の杉山尚子先生、島宗理先生、山本央子先生に心から感謝です。うちのスタッフらの活躍も嬉しかったですし、裏方スタッフ、関係者の皆様に感謝、感謝です。
また来年も良いものを提供できるように、取り組んで行きたいと思います。
しばらく放心状態でいたいのですが、今年、長野県に設置申請した幼稚園のさらなる準備やら教育相談やら、別の本の原稿やら、やり残していることが山積していますので早めに切り替えます。
奥田健次
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