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世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
奥田健次(行動分析学者)Xアマゾン

“ものつくり”のパワー(コロナ休校中のオススメいくつか)

パートタイム教授、奥田健次です。

 

予想通り、遅まきながらの“緊急事態宣言”がなされましたね。

 

しかも、やっぱり日本らしい「中途半端な」緊急事態宣言でした。

 

まず、日本語の矛盾から。

 

自粛の要請って。。

 

ミルクボーイの漫才に載せて表現しましょか?

 

「いきなりですけどね 商売やってるうちのオカンがね “やったほうがええ行動”てのがあるらしいんやけど」

「あっ そーなんや」

「その行動が何やったか ちょっと忘れたらしくてね」

「絶対やらなあかん行動を忘れてもうて どうなってんねんそれ?」

「でまあ色々聞くんやけどな 全然分からへんねんな」

「分からへんの? ほな俺がね ちょっと一緒に考えてあげるから どんな特徴ゆうてたかっての 教えてみてよ」

「ちょっと熱が高いから お店を自分の判断で休業するやつやって言うねんな」

「おー それ“自粛”やないかい その特徴はもう完全に自粛やがな」

「自粛なぁ」

「すぐ分かったやん こんなんは」

「でもこれちょっと分からへんのやな」

「何が分からへんのよー」

「いや俺も自粛と思うてんけどな」

「いや そうやろ?」

「オカンが言うには『国や自治体からそうしろと要請された』って言うねんな」

「あー ほな自粛と違うかぁ 国や自治体からそうしろと要請されたらもう自粛やないもんね」

「そやねん」

「自粛はね “みずから進んで 行いや態度を改めて つつしむこと”って辞書が言うてるもんね」

「そやねんな」

「ほなもう一度詳しく教えてくれる?」

「不要不急かなと思って外出するのを自分で考えて慎むことにしたって言うねんな」

「自粛やないかい! 自分で考えて外出を慎んだんなら 自粛やそんなもんは」

「分からへんねんでも」

「何が分からへんのこれで」

「俺も自粛やと思てんけどな」

「そうやろ」

「オカンが言うには テレビで総理大臣が『外出の自粛を要請します』って言うねんな」

「ほな自粛ちゃうやないかい! 総理大臣が自粛を要請したら全員にかなり保障せなあかんもんね 自粛はねー 自分で判断してやることであって 命令ちゃうから別にやらんでもええもんやからなぁ」

「そやねんそやねん」

 

・・・ってなるがな、ミルクボーイさんにかかれば。

 

自粛要請って・・・。

 

ミルクボーイでなくても「要請されたらそれはもう自粛ちゃうやんか」とツッコミたくなるよな。

 

自粛要請やなくて、法令で定めて命令したらええのに。

 

みなさーん。「自粛要請」っていう言葉を大人が使ったら「お前のせいで日本の学力低下が進んでるねんぞ!」と言ってあげましょうね。語義矛盾に気づかせてあげて下さい。

 

うちの幼稚園では、だから保護者に「自粛要請」はしていません。今日からしばらく「自由登園」としました。国や自治体が命じてくれれば、それに従いますが語義矛盾している以上、そういうのに振り回されたくないので。

 

さて、自分の仕事でもZOOMを使った教育相談をやらざるを得なくなりました。夏の冷やし中華のように「始めました」と言えないのは、私が一番やりたくなかったのがこういう対応だからです。

 

やはり、面と向かって相談するのが一番正しいと思います。

 

それでも、やりたくなくてもこういう事情ですから「やらざるを得なかった」というのが正直なところです。わざわざ専門家にレクチャーしてもらって、仕事で使えるようにしてもらって、テストして万全を期して利用開始しました。

 

昨日初めて利用しましたが、どんだけしんどいかが分かりました。

 

ZOOMや電話での相談がしんどい理由は、恐らくですが「思考しているときの無音が怖い」という点かと。面と向かってやる場合は、保護者も私がいまお話しを聞いて状況を思い浮かべているところや解決方法を考えているところは見えているので、こちらも安心して考えています(言葉を出さずに考えたとしても5秒から10秒ほど)。

 

ところがwebだとこの数秒程度の隙間が起こると接続が途切れたのかとか、あるいは考えている最中に親御さんがさらに話し始めたりとか。これがビデオ画面を出しながらやると逆に「どこ見て考えると自然か」とか余計なことを考えてしまって、不自然さを感じてしまうのでオフにしていますが、それでもしんどいです。

 

2倍くらい労力を使う感じで、終わったらもうヘトヘトです。

 

これなら、片道6〜8時間とかかけてでも遠く離れた親子に会いに向かう方が楽です。

 

それでも、こんな状況だと色んな思いが錯綜するじゃないですか。ある親御さんは「なるべく外に出たくないので、何とかなりませんか?」と不安を訴えられます。それは「親子で外に出て感染したくない」という思いだったり、あるいは「奥田先生が感染してはいけない」という配慮だったり、一方で「奥田先生がすでに感染しているのではないか(失礼ながら)」という疑いだったり。

 

それは当然です。失礼ではないです。私自身だって「途中で俺、感染しちまうかなあ」とか「すでにこの親子が感染していたらうつされて、他の親子に迷惑をかけるなあ」とか思いますもん、正直なところ。

 

すべては、ほれ。検査しないからこうなるんよ。

 

とにかく検査、検査、検査。

 

検査をしろ。

 

一番大切な時期に検査をなるべくしないようにしてきたせいで、日本国内「相互に疑念を抱く国」にしてしまっとるがな。

 

疑う側にもなり、疑われる側にもなっているという。

 

俺も疑うし、あんたも俺を疑うでしょ、という共同体。

 

これが「相互疑念」の国。

 

もうなってるよ。

 

嫌やなあ。

 

強迫性障害のことを「楽しく明るく、愛すべき疾患」と言ってきたけど、なんかこういうことも言いにくくなってくるかもしれんなあ。

 

まあ、こういうことを言うててもしょうがないので、ここまで読まれた方。

 

特に学童期の子どもについて、自分が緊急事態宣言よりも前に助言してきたことで役立つことがあったら、使って下さい。

 

■平日の過ごし方■

月曜日から金曜日までは学校の流れを模倣すること

以前の記事の通り)

 

■土日の過ごし方■

土日専用の時間割を作ること。土日の時間割は平日の時間の流れよりはざっくりと。平日は45分やって15分休憩し、次の45分という流れが続く。土日は、10時から11時、11時30分から12時。みたいにザックリと。国語算数理科社会のようにはしないこと。

 

■土日用のアイテムの例■

なんといっても“ものつくり”系がよろしい。

 

decoration/dcr_one.gifジグソーパズル

1日では出来ないような程度のものを。親子で手伝いながら1〜2週間ほどかかって完成する難易度。序盤は1時間で2〜3個くらいしか繋がらないくらいでよい。挫折しないように。自己最高記録が500ピースなら、1000とか1500ピースを(ピースが同じ色のばかりで大変すぎる)。どれにするかは子どもが選ぶのが良い。せっかく作るので完成したらパネルに収める。

decoration/dcr_two.gif学研電子ブロック

ある世代の父親あこがれの科学おもちゃ電子ブロック。当時高額だったため、大人になった今、買う人が多いらしい。ラジオやトランシーバー、インターホンや嘘発見器など、色んな物を作るのです。作った後、使って遊ぼう。これにはまって、もしや将来の仕事につながることすらあるのです。アナログおもちゃ、とても安全です。父親がこれをやったことがあるなら、親子で作って遊んで下さい。

decoration/dcr_three.gif手芸系

100均や300コインショップとかで売っています。

decoration/dcr_four.gif内職を取る

本物の仕事をやって日銭を稼ぐ。阪神大震災のときに家族総出でお菓子の箱を作りまくりました。慣れるとテレビ見ながらでも出来ます。

 

■やったらだめなこと■

子どもの自主性に任せきることはやってはいけません。任せて大丈夫な子は少ない。任せて大丈夫な子は放っておいたら良いでしょう。多くの子は放っておくと崩れていってしまうので、監督が必要です(睨みを利かした監督というイメージではなく、新入社員を激励する良きマネージャーな感じ)。ネット、ゲームなど好きなことを自由にやらせたらリスクたっぷりです。相変わらず、サービス配信側はパケットを大判振る舞いしたり、無料でアミューズメントを与えたりしているけど、私から見たらシャブ漬けにしか見えんわ。そういうのに飛びつくのはアホですよ。楽と手抜きは子育ての敵です。子どもをスポイルしちまうよ。

 

土日用アイテムを、平日の空き時間にもやりたがるようになったら、それは成功の証しです。成功を喜び、絶対に平日にはやらせないようにしてください(一般の人には、恐らくここのアドバイスが意外でしょうね)。嬉々として「平日も喜んでやるようになりました!」とか報告される親が多い。あくまで最初は土日だけ選べるレジャーにしましょう。

 

そうすることで、土日が来るのを楽しみにできますので。

 

毎日が祝日のようにしてはダメです。夏休みのようにしてはいけません。

 

場所が学校でないだけで、平日と土日はハッキリと違うように、崩さないように。

 

コロナ禍による影響は最悪ですが、賢い人は逆にこれを親子関係を築くチャンスと考えて下さい。“ものつくり”で親子関係もつくりましょう。

 

コロナが収束する頃に、電子ブロックのデラックス版とかジグソーパズルのもっとピースのすごいやつなど買いたいものリストに加わって、子ども自身の趣味が拡大すれば大成功なのです。

 

まあ、他にも細かな注意事項がありますがブログでの情報提供はこれくらいにしておきます。

 

コロナ休校からのPCSDまたはCRSDにより、日本の将来はさらに下り坂になります。

 

ブログを書くのは無駄な努力なので、昔みたいな気力もないけれども、まあすべては守れる子どもは守りたいという気持ちだけ。しかし、それは大人の聞く耳があってようやくスタートライン。

 

ブログの声なんか響かないので、自分の周辺だけの範囲で抗います。

 

分かる保護者には、助けになると思います。

 

あとはご案内。

 

募集中の行動分析学道場です。

 

事例研究コースが、いよいよ残り1名となりました。こっから先は早い者勝ちになりますが、先に申し込んだ方の手続きが遅れたり辞めたりした場合、キャンセル待ちも出るかも知れません。今後、事例研究コースを申し込まれる方は「事例研究コースを希望しますが、埋まった場合は一般受講生でお願いします」などと備考欄に明記して下さい。

 

事例研究コースの締切は、あと1週間。4月17日に締め切ります。(4月14日追記)事例研究コース、埋まりました。残りは一般受講生のみとなります。

 

一般受講生は、まだ残席があります。

 

夏の軽井沢でお待ちしています。

 

ツルヤ御代田店がリニューアルしていることでしょう。ぜひ楽しみに。

 

行動分析学道場については、こちらの記事からご覧下さい。

 

STAY HOME!!

 

奥田健次

 

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奥田健次(行動分析学者)プロフィール

プロフィール写真


奥田健次(おくだけんじ)
身長・体重 174cm・63㎏
生年月日 1972年1月20日
血液型 B型
出身地 兵庫県

プロフィール詳細

このブログの更新情報が届きます。

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奥田健次(行動分析学者)オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp/kenjiokuda/

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