東京タワー取材
実際に行ったことは無いにも関わらず、大した思い入れさえないその場所に、何処か懐かしさを感じることはないだろうか?
僕にとってのそれはまさに東京タワーで、スカイツリーが日本最高記録を更新しどんなに巷を賑わせようとも、
どちらか一方を選ぶとしたら迷うことなく前者を選ぶことだろう。
生憎、今回は仕事としての滞在となったが、デート仕立ての進行で絶景スポットやグルメ情報をお届けするこのロケ企画に携わるにあたって、
ある種、郷愁にも似た想いが去来したのは、下町っ子の血ゆえだろうか。
いつか幼い頃、父親に連れられて来たのか、あるいは学生時代のガールフレンドに誘われたのか。
分からない。
全く覚えも、根拠すらも無いこの懐かしさだけを連れて、エレベーターは昇ってゆく。
展望台から眼下に広がる大パノラマを、思い思いに楽しむ観光客等の背中がどこか愛らしい。
真似して僕も街の灯を数えてみると、不思議な一体感を抱き、それぞれの小さな営みが愛おしくなった。
普段なら都会の雑踏で目まぐるしくすれ違い、時にぶつかったりする他人をあれだけ鬱陶しく感じていたのに、
何故だろう、ここに来ると今、街全体が大きな一つの家族のようにさえ思えるのだ。
この企画を立案したミスターワールドジャパン3年連続受賞の俳優、安藤慶一さん。
ゲストモデルの太田麻美さん。
いつもお世話になっている衣装提供はリクオリティーさんとススプレスさん。
ヘアメイクの表参道PEOPLEさん。
そしてロケ提供で全面協力頂いた東京タワーさん及びエコLOVEの皆さん。
素敵なプロの現場と、ほっこりと心温まるこんな優しい気持ちを与えて下さり、誠に有難う御座いました。
コメント (0件)
現在、この記事へのコメント/トラックバックは受け付けていません。