革命前夜
東コレがブロガーやwebメディアに対して、
出版社やTV局同等のプレス権を初めて認めたのが2011年。
パリコレやミラノコレでは当たり前だったインフルエンサーという存在価値が、
肩書きや看板に依存する保守的な日本ではまだまだ理解されなかったんだよね。
ネットの急速な発展と対照にTVや雑誌は次第に陰りを見せ、
今やユーチューバーやインスタグラマーが企業と対等にビジネスを交わすまでになった近年。
それでも大手パブリッシャーが名を連ねる中、
ストリート出身なんてもちろん僕等ゲリラクリエイター集団だけ。
原宿の路上でたむろしてはストスナ撮ってた、7年前の自分に教えたら驚くよ。
この僕が公式フォトグラファーに選出されるなんてさ。
手も届かなかったヴォーグの名カメラマンと肩を並べて仕事を果たし、
裏原時代から追いかけ続けた大澄さんのショーをフロントロウで観れたこと。
VIPや女優クラスが席を埋めるレセプションにフリーパスで通され、
ショーに入れないファンの娘達が僕と一目会う為に連日出待ちしてくれていたこと。
やっとここまで来たぜ。
かつての何も無い僕は、
「そんな夢みたいなこと言ってないで、いい加減諦めてリーマンにでもなれよ」
って笑うかな?
思い描いていた未来にようやく追いついて、
夢にまで見た景色に立ってみて、
過去の自分に言いたいことは
「もうそれ以上、動き出さない理由を一言足りとも並べるな!」
に尽きる。
なんせ金も時間も、コネも才能も、容姿も若さも、何一つ持ち合わせなかったこの僕がここまで来れたのだから。
変革を求めたその瞬間から、いつだって人生はひっくり返せるんだ。
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