書籍『なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか』を読んで
みなさんこんにちは!
”歌う絵本作家”よねだ まみです(*´ω`*)
読書シリーズ、久々の更新
実はとっくに読み終わっていたんだけど、
なかか更新できずにいました
※まず、この記事はあくまでもよねだまみの個人の主観での感想であり、
全ての方の価値観とは異なることを前提とする。
(ネタバレ注意)
今回はこの作品。
『なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか』(作:藤原智美)
この著作は2005年に初版されたもの。
実に10年以上前のことではあるが、
戦後の子どもたちから1980年以降の子どもたちの”変化”についてまとめている。
なんというか、読んだ後は少々消化不良になるかもしれない。
とういうのも、”変化”においての解決策は1つも出てこない。
出てこない、というより、出せない、のかもしれない。
タイトルにもある、
『なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか』。
これは結局のところいくつか要因があり、
どれが直接的な原因かは明確には分からない。
この絵本はほかにも、
10年以上前の子どもたちの
①腕のない人間を描く
②川が描けない
③模写が出来ない
④数字が数えられない
⑤語彙力が乏しくなっているetc
これらの変化の重大さを警鐘している。
10年前でこれだと、現代はどうだろう?
きっと今読んだら誰しもがそう思うはずで。
私は子育てしたことないし、
保育園へは行くけど子どもたちと密着する時間は短い。
だから実際こういった問題が浮き彫りになっているのかは現状分からない。
本で調べたりすることはいくらでもできるけれど。
少しずつ、少しずつ、この目で確認して、その事実を知りたいと思う。
この本は「暇な時間」の大切さも謳っている。
現代の子は習い事に行ったり、幼少期から教育を受けている子が多い。
果たしてそれが子どもたちのためなのか?
そういったところまで踏み込んだ本である。
子育てに従事している方なら興味深い展開ですぐに読めますよ
私個人が思うこと、感じたことも多くあったので
4月くらいからコラムでも書こうかな。
いろいろ考えさせられる本でした。
よねだ まみ
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書店にて、この本に触れてみます。