イブの娘たち
「3人の親」を持つ子どもが誕生!? でも本当の問題は… https://dot.asahi.com/aera/2016100300217.html
3人の親を持つ子供………昨今話題になっているこのニュース。
どういう仕組みかは、ニュース内のこの画像がわかりやすすぎる。
要は、ミトコンドリアDNAに遺伝的な異常を持つ母親 の 「核」のみを取り出して、正常なドナー(核のみ取り除いた)の卵子に移植して受精させたもの。
このニュース、医療従事者ならば「なるほど!」と納得なのですが、ミトコンドリアについてよく知らない人は、「?」もなるかも。
そもそも、ミトコンドリアDNAは、「母親からしか受け継がれない」。
受精卵は、父終と母親の遺伝子を両方受け継ぐわけだが、ミトコンドリアに関しては、母親からしか受け継がれない。
だから、母親のミトコンドリアに異常があれば、次の世代にずっと引き継がれてしまったり、流産してしまったりするわけです。
このニュース、最近よく見かけますが、最大の問題は、「もし生まれた子供が女の子であれば、代々受け継がれてきた遺伝を改変してしまうこと。」
今回は男の子だったので、誕生した子供が将来結婚して子供を育んだとしても、男親のミトコンドリアは受け継がれないので問題ないわけだが、
女の子であれば、
「人間がいじったミトコンドリアDNAが、後世に引き継がれてしまう」わけです。
この問題には、いろんな業界から賛否両論あるようですね。
ミトコンドリアの研究って、いろいろ調べたら結構面白い。
「母終の母親の母親の母親の母親の母親の母親の…………」とたどっていけば、
理論上、「人類最初の母親」にたどり着くわけです。
今わかっているところによると、
人類最初の母親は、アフリカにいたということ。
そして、
全ヨーロッパ人の95%が、そのアフリカで生まれた最初の母=イブ から生まれた、7人の女性のDNAから派生していること。
ちなみに、日本人は、9人の女性にたどれるそう。
こうやって、ミトコンドリアを調べることで、地球上に生きている人類がどこからやってきたのかが分かる。人類のたどってきた本当の道筋が、この地道な研究の中から明らかになってきてます。
結論から言うと、地球上の人類は、みんなアフリカからスタートして、「混血」を繰り返しながら各地に散らばっていったということ。
そう思うと、人種の差による戦争や価値観の違いなんて、「兄弟喧嘩」みたいなもの。
意味がないってことですね。
それにしても、
ずーっとたどっていけば、6億人とも言われる世界の人は皆1人の女性「イブ」から生まれたって……
旧約聖書は本当だったのかなとか、アダムはどんな人なのかなとか、ロマンが広がりますね。
ちなみに、
誰かのことを好きになるとき、
自分のパートナーには、「別の母親」の子孫を選ぶそう。
同じ母親ミトコンドリアDNAを持つ者同士は惹かれ合わずに、あえて別の母親のDNAの子孫同士が恋に落ちるのだとか。遺伝的多様性を産むようにプログラミングされてるそうです。
「なんとなく付き合ったけど、どうしても彼の事が好きになれない」
「理由はないけどとにかくすごく好き」
って、もしかしたら、あなたのミトコンドリアDNAの為せるワザなのかも、、、?
xoxo………
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