食の「ガラパゴス化」に気づく時

投稿日：2016.09.28｜カテゴリー：美容

ガラパゴス化…ガラパゴス化（ガラパゴスか、Galapagosization）とは日本で生まれたビジネス用語のひとつで、孤立した環境（日本市場）で「最適化」が著しく進行すると、エリア外との互換性を失い孤立して取り残されるだけでなく、外部（外国）から適応性（汎用性）と生存能力（低価格）の高い種（製品・技術）が導入されると最終的に淘汰される危険に陥るという、進化論におけるガラパゴス諸島の生態系になぞらえた警句である。ガラパゴス現象（Galápagos Syndrome）とも言う。
(Wikipediaより)

ココ最近。

外食続きだったので、ジムでランニング。

食事は、美味しさ＋バランスが大事ですね

栄養や健康の知識って、今や専門知識ではなくなってきてて、どんどん一般常識として浸透してきつつあります。

たとえば、こんな本。

「ファイトケミカルス」っていう言葉自体、数年前までは専門家でさえ「知らない」と言う人がいたほどなのに、いまや、第7の栄養素として知れ渡ってきましたね。

Amazonより↓

きれいな人、元気な人は野菜やくだものをたくさん食べています。野菜やくだものに含まれている、きれいと元気をつくるパワーの素が「ファイトケミカルス」。ファイトケミカルスとは、「ファイト=植物の」と「ケミカルス=化合物」で、植物が自分の身を守るためにつくりだした色素や香り、辛味、苦みなどの成分のことをいいます。紫外線やストレスなどによって生じる活性酵素を消去する抗酸化成分として注目されている「第7の栄養素」(中略)また、ファイトケミカルスは皮や種などに多く含まれているので、オーガニックで摂るとさらにいいことがわかっています。

野菜やフルーツに含まれるファイトケミカルスをきちんと摂取することももちろんですが、「食事だけで栄養をとっとけば万事OK｣という時代も終わりを迎えつつあります。

新幹線の中で読んだWedgeに、面白い記事を発見。↓

日本の食の基準が「ガラパゴス化」しているというもの。

私達がスーパーで食材をえらぶとき、「国産だから安全｣と思いながら選んでいる人、多くないですか？

野菜を作る農場は、もちろん、理想は完全有機無農薬、できれば人の手が入っていない、水からこだわった農場であることが理想です。農地を休ませながら作物を育てて、地力にまでこだわっている農場であればなお一層いい。

いまのところ、そんな農場は、ニュートリライト農場というアメリカの農場でしか完全には実現できていません。

じゃあ、いつものお料理のために食材を買うときは、どんな農場のものを選べばよいのでしょう

ポイントは、「グローバルGAP(適正農業規範)」という、国際的に認知された認証規格を保持しているかどうか。

日本でいえば、イオングループの農業法人、イオンアグリ製造の所有する農場がこの基準をクリアしていますね

世界的にみて、「グローバルGAP」をクリアしている事は当たり前。

しかし、日本のほとんどの農場ではこの水準に満たないということで、暫定策で、「日本版GAP＝JGAP｣を制定しているという状態です。

私達は、なんとなく「中国産は怖い」「日本のものなら安心」と思って選んでいますが、そうとばかりもいえません。

先日ではミラノ万博が行われ、「食料の安全と食文化」のテーマの中で、和食が紹介されました。

「和食がブーム」のEUにおいてさえ、和食の出汁に使われる鰹節を、日本産のものは「基準に満たないどころか発がん物質が含まれる」として、輸入を禁止。

今や、日本の水産工場のうち、グローバルGAPの認証を取得しているものは、中国やベトナムの10分の1とも言われます。

欧米諸国からは、「東京五輪の選手村での食事は、グローバルGAPなど国際的に認められた食材を使ってほしい」と要望が出ているものの、現状の日本農家の状況では、供給能力が圧倒的に足りていません。

先日のリオ五輪では、リオの選手村をあれこれ批判する声が上がりましたが、どうやら他人事では済まなさそうですね。

ガラケー＝ガラパゴス携帯から、グローバルなiPhoneに変わった日本。

「ガラパゴスからの脱出｣を図れる日本でいたいものですね

xoxo………

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