可愛い小学生ダンサー！アウトリーチ事業アーティスト派遣

投稿日：2016.10.26｜カテゴリー：ワークショップ・講演会

　少し前ですが”過去最大級の”台風が九州地方に接近する中
　熊本市内にある小学校に派遣されました。

　そこで２年生と３年生、それぞれにサンバーワークショップを
　行いました。

　こんにちは。初めましての方もそうじゃない方も。
　SambaダンサーのMasashi（マサシ）と申します。

　それぞれ４０人余り、当初合同で一回一時間の
　ワークショップで対応しましょうかという話だったのですが、
　１００名ほどを一回で行うのは厳しいかなと

　二回に分けました。

　２年生、まだまだ赤ちゃんの雰囲気が残ってます。
　つまりファンタジーの中の住人。
　衣装を着けてワークショップをして正解でした。

　とにかく、キラキラな目で
　一生懸命僕のことを追い、
　体を動かそうとする。
　
　くどくど説明して頭で理解しようとしても
　かぎられた時間では無理なので、
　Sambaで自分を解放する感覚を
　感じてもらえればいいかなと。
　
　やっぱり子供は早い！吸収がとても素直。
　Samba独特のグルーヴがクラス全体に
　行き渡るのが分かりました。

　振付も用意しましたが、あくまでもそれは
　きっかけ。最後はとっても素敵な一体感が生まれて
　ました。

　３年生、女の子から徐々に反抗期が見えてきます。
　おしゃまな時期。え～あたしは無理みたいな
　表情で輪から離れる。男の子はまだ割と素直。

　こういう場合は、場面展開を短めにして
　しつこく追わない。

　離れてる子を無理に巻き込まない。
　巻き込む場合は、動いている子供らを引き連れて
　全体で取り込む。

　自分のエネルギーを受け取ってくれてる子をまず
　優先する。大切にする。そこから引っかかりを

　派生させる。

　２年生よりも振付の習熟具合が遅いと感じました。
　それはインテリジェンス的な問題ではなく、
　単なる自我の表れ。ファンタジーの世界から
　現実世界に覚醒してきた証拠。
　
　女の子は２割くらいは、そんな状態。

　最後男女分けてパフォーマンスで締めるのですが、
　女の子はよりテンションの引き上げと持続が必要だったので
　途中からは比較的テンションが充実している
　男の子を混ぜて最後まで終わらせる。

　達成感を感じさせるのを優先させて、
　無理に時間を使い切ろうとか思わない。

　最後に全体的に一致した集中状態になってればOK。

　そうすると僕のメッセージが伝えやすくなる。

　子供向けのワークショップは技術を伝えるというより
　僕が彼らに入り込む、重なり合う、一緒に呼吸する、
　行き着かせる。ネガティブ、ポジティブは関係ない。