NewAlbum『GRAVITY』制作に関して③

2018年3月21日にテイチクエンタテインメントよりリリースするMystery Girls Projectの3枚目のメジャーアルバム「GRAVITY」の制作に関する少々裏話的な事を、プロデュースを担当させて頂いている、わたくし高濱祐輔が引き続き記事を担当させて頂きます。
※高濱祐輔ホームページ/http://www.target-ent.com/yusuke_takahama/

 

第3回目となる今回は、サウンド面に関するお話。

 

おそらく今回の「サウンド面」の記事、一般の方には「なんのこっちゃ」の話になると思いますが(苦笑)、なんとなくイメージとして伝わるレベルで書きます。
サウンドクリエイターの方が読んでも「大した話でもない」ってフワ~ッとしたところになりますけど(笑)

 

今回のアルバム「GRAVITY」に限らず、これまでのMGPサウンドは全てSteinberg社のCubaseで制作しています。Versionは8。

cubase8

「GRAVITY」作曲を期にVersion9にしようか悩んだんですが、製作期間が極短期だったので、万が一PCの不具合が出たらっという心配と、使い勝手に慣れていない事による作業スピードの遅延を避ける為、先送りに。
※まだ、バージョンアップしてませんが。

 

ちなみに、こちらの写真はアルバムタイトルチューン曲「GRAVITY」のCubase画面。

gravity

 

MGP楽曲のロック系の曲以外のリズムセクションは、いつもメインにBATTERY4を使っています。

battery4

これだと、楽曲単位はもちろんの事、1曲中の部分ごとにスネアやキックの音色を変えて演奏するのが楽だからね。
画像ではとても沢山の音源を読み込んでいるように見えるけど、実際に曲中で鳴らしているのはこの中のわずかだけ。
歌や生演奏が順次ダビングされて行くなかで、ミックス時に最良の音色を捜すために、候補音を幾つか鳴らせる状態にしておいて、切り替えて最終的に使う音を選択するためです。

ちなみにロック系の曲の時は、最近だとBFD3か、StudioDrumerを使ってるかな。

その際のベースは個人的お気に入りのRickenbackerBassをいつも使っちゃう。

 

ロック系曲の話が出たついでに。。。

 

そもそもわたくし、一応ロックバンド出身(笑笑)なのですがギタリストじゃないので、歪系音色作りは毎度苦労するわけです。
アンプシュミレーターは、いつもGTRかGuitar Rigを使いますが、MGP曲の場合は殆どGuitar Rigで済ませちゃうかな。GTRは本物のギターアンプを使い慣れている人にはとても良いのだと思うけど、鍵盤弾きの俺には中々上手く使えなくて・・・何度かトライするけど、結局プリセットの多いGuitar Rigに落ち着いてしまうという。。。
↓上記「GRAVITY」の曲中に使っているアンプシュミレーターのセッティング状況。

guitarrig

 

 

さて、前作「Lock on」の時に登場しなかった音源ソフトも幾つか使いましたね。
Cubaseの追加プラグイン音源の、HALion 6。。(これ奥が深い・・・)
特に多様してみたのが「ANIMA」と「Skylab」↓

anima_sky

なんで「多様した」かというと、新たに買ったから(笑)
でもこれ本当に音作りが無限なので、じっくりと時間を掛ければ今までに聴いた事のない音色が作れるのは実感できたけど、同時に楽曲のアレンジ中に登場させたい音色の「正解」が、だんだんわかんなくなってしまいがち(苦笑)
どこで「ヨシ」とするかの見極めが難しいって感じました。


今回のアルバムタイトルが「GRAVITY」になった事もあって、重力(引力)を意識したサウンドやアレンジを心がけてみたので、上記のシンセ音源などはとてもハマる音作りが出来、結果良かった。


新たに導入したプラグインとしては、今更ながらのリバーブ。
使ったのは、H-Reverb。

h-reverb

これ、ホントにイイ音ね。こちらも楽器やパートによっての、匠なパラメーター使いが出来ればとてもサウンドに磨きが掛かる事を体感しました・・・が、「GRAVITY」では探求する時間もなく(苦)

今回、他にも色々とプラグインを導入してトライしてたわけなんですけど、書けば書くほどマニアックになるので、この辺で。

 


さてさて、今回の目玉でもある尺八と三味線の収録。

 

この2つの楽器録音は個人的に初体験だったので、色々とJVCケンウッド・クリエイティブメディアのエンジニア湯沢氏に相談して、湯沢氏が個人で所有しているコンデンサーマイクとリボンマイクで収録しました。
確か「Bベロ」という貴重なリボンマイクを貸してくれまして、収録しました。
※既にもう手に入らない代物との事。ありがとーござーまーす。
コンデンサーのほうは「414」だったか「424」だったか。

IMG_1864

 

で、実際打ち込み系の音に、和楽器の生音をミックスするのはとても難しかったですわー。

それぞれの繊細且つ微妙な味わいの音、つまり「美味しい部分」をどうしても押さえ込んでしまいがち。。。
そこを際立たせると、悪目立ちで楽曲中に馴染まず浮いてしまうし。。。

 

苦労しましたが、とても勉強になったと同時にまたリベンジしたいという気持ちでイッパイ。。。

HIDE×HIDEのお二人のRECは、基本的に全テイク毎回その時々のフィーリングで演奏してもらうアドリブ的な収録なので、予期せぬ「キターー!」テイクが出るのが楽しいレコーディングでした。
※↑この感覚、わかるかなぁ~?(苦笑)

 

 

歌以外の生ものが入る作品は、Mystery Girls Project史上初の音源となった今回のアルバム。

グループコンセプトでもある「進化する」という意味に於いては、今作品も適ったものになったかなと思っています。

是非、今回の努力と苦悩が結集したアルバムを聴いて頂けたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

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