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思うてたんと違う、けど良かった、けども。JURI

映画、八日目の蝉めちゃくちゃ好きなやつだったよーの話し。

 

 

予告ですごくどストレートにシリアスでかカタい重い(だけの)映画だと思っていて、観たいけど勇気出ず…でも気になっていてしばらくたっていた映画だった…。

 

 

観てて良い意味で裏切られた、というより「こういう映画だったらもっと早くに観てたのに!」というのが最初の大きな感想。

 

予告でのイメージと違ってて、良かったパターンもあるけど

 

この映画に限らず、「こういう映画が観たいなー」って気分で選ぶ事もあるから、予告編で感じたイメージとあまりにも違うと「???!!!」ってなる事がある。

 

 

あれ、どうにかならないかなー、ネタバレやレビュー見るしかないのかなー?

 

 

というわがままな気持ち…。(゚ω゚)

 

 

 

 

個人的にすごく良く出来た映画で、何度も観てその都度別の視点で味わいたい映画となった。( ´∀`)

 

 

設定、ストーリー、描き方でJOKERみたいに好き嫌いは分かれるんでしょうね…。(゚∀゚)

 

 

 

 

 

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特に関係ありませんが、これは先日食べたほうれん草カレー!!!こっちは大きなナン!!!

 

 

 

 

 

 

 

話しは戻ります。(・∀・)

 

配役がまずすごく秀逸。その場面場面でのみせたいものが伝わってくる。

 

 

冒頭のやり取り。

 

誘拐するまでの経緯。

 

母親側の主張と気性。

 

主人公のバイト先や私服、部屋のリアリティ。

 

導入はすごく感情移入しやすい作りになっている。

 

 

そこへ小池栄子さん演じるフリーのライターという女性の登場。

 

まず、この役の見せ方がすごく面白かった。

 

 

妙にせわしなく挙動不審な仕草と口調。

 

この違和感に対して「取材や仕事に対してものすごく切羽詰まっている」という解釈を自然とした。

 

 

次に井上真央さん演じる主人公の相手役に劇団ひとりさん。

 

優柔不断そうで、大人の楽観的なズルさと優しさを持った男の人という役にある意味ぴったりだった。

 

特に途中から感じ始めるこの映画のシリアスだけでない不思議な空気感に対して絶妙だったと思う。

 

 

 

 

 

ストーリーは少し進み、育ての母役の永作博美さんが新幹線の中で光を浴びてホワイトアウトする、見えない未来にすがるようなような画面で号泣。(初見で計7回位は号泣ポイントがあったけどカウント不能なくらい泣いた、良いお芝居なんだもの)

 

 

疲弊しきってやつれた頬や、瞳に入る光、とにかく役へのリアリティが半端ない。

 

というかフォーカスされてる女性陣の演技と、配役や役作りによるアイコン的な演出、全員ヤバイ。(わたしがわざわざ語らなくても当たり前なんですが)

 

この重い映画、最後まで観たらどうなるんだ、大丈夫なのかめちゃくちゃ不安になった。

 

 

 

 

と、このあたりで最初の救いと違和感。

 

小池栄子さん演じる女性の主人公への妙ななれなれしさ。切羽詰まって挙動不審だったのではなく、単にとにかくヤバイ人だった、という印象に変わる。

 

人(主に主人公)との距離感がおかしい、常に周りを伺うような目つき。コミカルなまでの行動。(冷蔵庫漁り、など)

ずけずけと人の過去に興味を持つサイコっぷり。

 

それでいてたまに発揮される、母性のような、姉のような優しさ。

 

 

張り詰めた空気の中にある良い違和感。

 

アレ?

 

 

進んでいくうちに、これは単なる役作りやユーモラスでやっているのではなく、ストーリーのめちゃくちゃ重要なところに絡んでいて、単なるヤバイ人からキチンと理由がありそうなった女性というのが分かり一気に彼女の見方が変わる。

 

 

次に劇団ひとりさんのラブシーン。

 

まず、お土産のケーキを投げるな!と突っ込みたくなった。

 

え?サボりなの???

 

そしてシリアスに情熱的に演じるほど、頭には「ゴッドタン」「スクール革命」や、歴代コントのカッコつける劇団ひとりさんが脳内に出てきてしまう。

 

もうだめだ。部屋に入ってくるシーンだけで三回は巻き戻して見てしまった。超笑った。

腕枕してるだけで面白い。(すみません、大好きなんです。)

 

 

で、個人的に感じるこの面白さと、役の男性の持ってるズルさや優しさ、主人公との関係とすごくスッとリンクした。

 

 

この役を劇団ひとりさんではない、と感じるとしたら、それこそがこの二人の関係の答えのように思えた。

 

が、それ抜きでも面白かった。

 

アレ??

 

 

そして単なるシリアス映画にはない小さな違和感を持ちつつも、ストーリーに感情移入したところでついに登場。

 

 

エステルさん。

 

カルト施設「エンジェルホーム」

 

そして「エンゼルさん」

 

ドーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!

 

 

絵面だけ見たらもうトリック。

 

 

ああ~、こういうのが許される世界の設定なのね、と。

 

 

現実から切り離された、そこだけ夢の中のような生活。

 

 

 

こっちか、この映画は!!!なんだ、もっと早くに見るべきだった!!!

 

予告編だけだったらこういう描写はないと思ってた…でも、こっちばかりを押した予告編だったら観る人が偏っていたかも…。むむむむ。

 

 

その後の小豆島での生活もとにかく美しく描いていた。

 

深く突っ込むと、辻褄とか気になる人もいるかもしれないけど、リアリティな部分とファンタジーな部分が現実の苦しい部分と対比のようにそれぞれ溶け込んでいる。

 

起きてることや飛び交う感情はエグいんだけど、逃亡中と過去を追う旅の空気感が逃避すればするほどきらきらとする。

 

ロジカルに、丁寧に作られた映画だったと思う。

 

また観たい。

 

 

ドラマ版も気になる!

 

 

(不快さや罪の意識が、というレビューを見かけてふと考えたけど、誘拐した希和子の結果的にある意味での復讐だったという視点で観たら怖くて悲しい、愛が本物だった分。例え発端は自己愛だったとしても)

 

 

JURI

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