日本最西端・与那国島から送る「どなんの夕べ」どなん和牛×ワインディナー開催(ホテルオークラ東京鉄板焼さざんか)
日本最西端・与那国島から送る「〜どなんの夕べ〜どなん和牛×ワインディナー」!!
こんにちは!
〜人とお肉をつなげるサイト〜Meat UP!主宰の片平梨絵です。
『ホテルオークラ東京鉄板焼さざんか』で一夜限りのシークレットイベントを開催。
日本最西端・与那国島から送る「〜どなんの夕べ〜どなん和牛×ワインディナー」のナビゲーターを務めさせていただきました(*^^*)
どなん和牛、長命草、ツキ揚げなど与那国島の食材を使った特別メニューとともに、ホテルオークラ東京・渡部明央チーフソムリエ厳選ワインを味わい尽くす夜。
与那国ブルーの碧さと荒々しくも包容力を感じさせるす国境(はて)の情景を思い浮かべながら・・・。
独創的で秘密めいたExtro Kanteがピタっとはまる心ニクい演出でした。
生産者の金城さんがとってきてくれたブーゲンビリアとオバケスイカ
与那国島からの長期輸送でお花が少々お疲れなのが無念
金城さんがとってきてくれた長命草
こちらは長命草の名の通り、生命力みなぎる感じ。
採れたてはえぐみもなく、与那国島では刺身のつまとしても食べられています。
MENU
・前菜
・さざんかサラダ
・ツキ揚げ さざんか風
・野菜のホイル蒸し
・希少銘柄 どなん和牛三種(フィレ、サーロイン、ランプ)
・ガーリックライス
・味噌椀
・香の物
・デザート
・コーヒー
WINE
・Pol Roger Pure Extra Brut
・Chablis 1er Cru Vaillons 2013 William Fevre
・Extro Kante
・Chianti Classico 2011 Fontodi
・Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Narbantons 2006 Mongeard-Mugneret
・Margaux du Château Margaux 2009
前菜:ハマグリの白ワイン蒸し
ツキ揚げ さざんか風
ツキ揚げを長命草とともにこんがり焼いて
イベントを盛り上げた『どなん和牛』3種盛り
サーロイン
お決まりの・・・と分かっていても盛り上がる瞬間です。
「どなん」とは、日本最西端の島・与那国島の別称。
波の荒い外海の断崖絶壁に囲まれた孤島で、渡るのに難儀する=「どなん」(渡難)が名前の由来とされています。
馬鼻岬の断崖
与那国島は沖縄本島から南西へ約509km、石垣島から約127km、東京からは約1,900km。
隣接する台湾までは約111kmの距離にあり、年に数回、台湾の山並みが見えることも。
日本最西端から眺める夕日
荒々しい波が打ち付ける断崖絶壁の島には手つかずの自然。
夏季には激しい台風、冬季は曇りが続き、晴天の日がほとんどありません。
厳しい地理条件の中、自然と対峙する島民の暮らし、独特の文化が訪れる人を魅了します。
亜熱帯気候の島には広大な牧野が広がり、至るところで黒毛和牛の放牧風景を目にします。
高齢化や後継者不足により飼養頭数こそ減少傾向にありますが、良質な草をたっぷり食べて育った与那国の子牛は健康で質が高く、全国の肥育農家の元で銘柄牛へと変貌を遂げるのです。
では、「どなん和牛」とはどのような牛肉でしょうか。
『どなん和牛』は、与那国島生まれ、石垣島育ちの黒毛和牛・雌牛。
与那国島・真嘉牧場で生まれた子牛を、石垣島きたうち牧場で長期肥育したこだわりの牛肉です
与那国島と石垣島の牛飼いの情熱により誕生しました。
*国内の肉牛生産は、母牛に子牛を生ませ育成する繁殖農家と、子牛を美味しい牛肉に仕上げていく肥育農家に分かれています。
与那国島・真嘉牧場の金城信利、ゆかり夫妻
与那国島・真嘉牧場の金城信利さんは、「与那国島生まれ、与那国島育ちのどなん和牛」をつくるのが夢だったそうです。
しかし、与那国島では激しい台風や冬場の時化で2週間に1度しかエサが届かないこともしばしば。
「天候に大きく左右される島で、お客さまに心から美味しいと納得してもらえる牛肉=“良いものづくり”を具現化するにはどうすべきか」。
その答えは、真嘉牧場で1頭1頭大切に手をかけて育てた子牛を、石垣島きたうち牧場に託すことだったそうです。
石垣島きたうち牧場・北内毅さん
石垣島で、美味しさの遺伝子を選び抜いた雌牛だけをじっくり長期肥育する「石垣島きたうち牧場プレミアムビーフ」の生産者。
“毎日でも食べたくなる美味しい牛肉”を1人でも多くの方にお届けするため、黒毛和牛の繁殖〜肥育〜卸〜レストランまで、自社で責任をもって提供する体制を構築しています。
石垣島きたうち牧場が手掛ける牛肉は、身体に優しい脂、濃厚な香りと余韻が特徴。
「どなん和牛」の生産では、肥育部門を担い、真嘉牧場から託された子牛を大麦主体のエサでじっくりと大切に仕上げています。
与那国島・真嘉牧場で生まれた子牛のうち、良質な雌牛だけが石垣島きたうち牧場に託され、長い時間をかけて育てられた『どなん和牛』の出荷頭数はナント年間10頭!
ピンと来ないかもしれませんが、国内で有名な「松阪牛」で年間7000頭、「神戸ビーフ」で年間5000頭の出荷があります。
年間10頭というのは、生きているあいだに出会えたのが奇跡というくらいの少なさ!
希少性の高さから関東地区での流通はもちろん、ホテルでのご提供は今回のホテルオークラ東京が全国初!!
その肉質は、たっぷりと良質な牧草を食べているため、濃厚な赤身肉の味わい。
霜降りに含まれる脂の融点が低いため、しつこくなくさらっとした口溶け。
左:どなん和牛フィレ、右:どなん和牛サーロイン
どなん和牛ランプ
鉄板焼では珍しいどなん和牛のランプの旨みを存分に楽しみました!!
どなん和牛とワインの余韻に酔いしれた夜。
ありがとうございます。
主宰:片平梨絵
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