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埼玉県東松山市の国分牧場へ!抗生剤フリーの国産若牛

 

埼玉県東松山市の国分牧場を訪ねました。

 

こんばんは
〜人とお肉をつなげるサイト〜Meat UP!主宰の片平梨絵です。

 

 

 

やっと念願が叶っての初訪問です。

 

 

 

国分牧場!!

 

國分唯史さん、由佳さん夫妻、牛さんたちとパシャりspecific/spc_camera.gif

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風通しの良い牛舎

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そして、

自宅の敷地内には

ハーブや野菜畑、牛舎あり、草を食むヤギ、牧羊犬あり、直売所あり、バーベキューコーナーあり、ピザを焼く石窯あり。

 

定期的に野菜の収穫や収穫した作物を使った料理体験など、

わくわくドキドキの農業体験教室の場を提供。

 

地元の小学生はもちろん、大人も楽しむことができます。

 

 

野菜の収穫体験!!

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玉ねぎ

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カモミール

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川沿いを自由に駆けるヤギちゃんたち

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おてんばなボーダーコリーちゃん

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バーベキューは最大100人まで対応できるとのこと!

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 ピザ窯まで配備!

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思っていた通りの、あたたかい、贅沢な時間の流れる場所でした。

 

 

 

 

 

 

国分牧場では「国産若牛」と呼ばれる牛肉をつくっています。

 

 

 

国産若牛とは・・?

・日本で生まれ、日本国内で育った国産の牛

 

・品種はホルスタイン種やジャージー種などの「乳用種」

 

・と畜時の月齢は「24ヵ月齢以内」の肥育向けに育てられた牛

 

 

 

つまり、

酪農家で生まれてくる子牛のうち、お乳を搾ることができない男の子をお肉用に肥育した牛肉です。

 

 

 

国分牧場の飼養頭数は100頭ほど。

 

ホルスタインがほとんどですが、

最近では、エアシャー種×ジャージー種の交雑、ブラウンスイス種、ジャージー種、ガンジー種なども肥育しています。

 

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販路は生協がメインですが、

月1頭ほどは自宅の敷地内に設けた直売所で自分で育てた牛肉を販売しています。

 

↓直売所

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国分牧場の牛肉の大きな特徴は、

 

①抗生剤入りのエサを使っていないこと。抗生剤フリー!

 

②牛に与える稲わらは100%地元産!

 

③コエドビールを製造する過程で発生する麦芽の搾り粕を牛に与えている!

 

コエドブルワリーの工場が東松山市に移転。工場から生産された搾り粕を有効活用しています。

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【抗生剤フリー】

 

国内で流通する国産若牛の多くは抗生剤を添加したエサで育てられています。

抗生剤入りのエサを食べる方が、牛は病気をしにくく、効率よく肥るとされ、牛を管理しやすくなるためです。

もちろん、抗生剤が添加されたエサは安全性は認められています。

 

 

でも、国分牧場では、

 

「自分の子供たちに安心して食べさせたい」との想いから

 

抗生剤フリーのエサで牛を肥育します。

 

 

 

::::::::::::::::::::::::::::::::: 

 

この考え方は、私のBeef Smile Projectにも通じます。

美笑牛も抗生剤は使っていません。

 

 

私自身は短期間で肥らせるよりも、じっくり肥育することが牛肉の食味が良くなる考えているので

自然に即した生産をお願いしています。

 

 

余談ですが

 

 

美笑牛が誕生するまでには紆余曲折がありました。。。

実は、当初は国産若牛(ホルスタイン)でより美味しさを追求したブランドを作れないだろうか

という話からスタートしたものでした。

 

そして

何を隠そう・・・

 

 

その当時、国分さんで生産していただけないだろうか。と思案しておりました。

(きっとこの記事を見て、国分さんもびっくりされていることでしょう・・・。記事中でまさかのカミングアウト笑)

 

 

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

話を戻しますね!

 

 

 

Beef Smile Projectに取り組んできた中で、国産若牛の農家さんに

抗生剤フリーで生産していただけないですか?

と打診したことが何度かあるのですが、

 

その度に言われたことは

 

「抗生剤フリーのエサだと、増体量が悪くなるんじゃないか?」

「効率の良くないことをわざわざやっても、価格でどれだけ評価してくれるの?」 

 

ということでした。

 

 

 

その点について、国分牧場の場長、岡田政明さんに聞いてみました。

 

すると意外な答えが。

 

「国分牧場で抗生剤入りと、抗生剤フリーのエサを与えて試験したところ、

手間はかかるけれど、DG(1日あたり増体量)は変わらなかった」と説明してくれました。

 

 

“手間がかかる”というのは、どういう意味でしょうか。

 

 

それは、

抗生剤入りのエサで育った子牛は、抗生剤フリーのエサに急に切り替えてしまうと、

体調を崩したり、病気になりやすくなってしまうことが多いから。

 

抗生剤フリーで育てるためには、牧場にやって来た子牛の胃袋を整え直してあげる必要があるのです。

これを”飼い直し”と言います。 

 

お肉にするために牛を肥らせていくのが肥育のお仕事ですが、 

国分牧場では、導入した子牛を一度、痩せさせて、粗飼料(草)を与えて胃袋を作り直してあげます。

 

 

そうすると、抗生剤フリーのエサでも、出荷時にはしっかりと仕上がったお肉になるそう。

 

 そして

その違いは、と畜後の枝肉に現れるそうです。 

 

 

岡田場長によると、

国分牧場の国産若牛は、他の国産若牛に比べ、枝肉の胴の長さが詰まっているそうです。

 

 また、肉が水っぽくなく、乾きがあるそうです。

 

 

昔、目利きからよく聞きました。

「胴が詰まった良い牛」という言葉

 

 

 

 

ますます、国分さんのお肉を食べるのが楽しみになります。

 

 つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

〜人とお肉をつなげるサイト〜Meat UP!

 

主宰:片平梨絵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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