自然生態系農業をめざす綾・早川農苑へ、みんなを幸せにすると信じて
けっこう前のこと。宮崎県へ行きました。
自然生態系農業をめざす「綾・早川農苑」へ。
ここ、綾町では地域で有機農業を推進していますが、
「綾・早川農苑は平成5年から無農薬・無化学肥料に取り組み始めた先駆け的存在です。
おきまりの曇りの天気・・・
4.5ヘクタールの農場では、
↑
(東京ドームとほぼ同じ広さ)
トマト、なす、にら、ゴーヤ、きゅうり、いちじく、梅、ぶどう、キウイ…なとなど60種ほどの野菜や果物が無農薬・無化学肥料で育てられています。
「土はいのちの源、田畑は地球の一部。微生物が生きている豊かな土から生まれる食べものは、生命力に溢れている」と代表の早川ゆりさん。
10年以上の古い土には、野菜の種が欲しい栄養がいっぱい含まれていて、宮崎に訪れる激しい台風にも耐えられる、しっかりとした根っこが生えていくそう。
「綾・早川農苑では実際にお食事もいただけます。
農苑オリジナルランチ1500円(前日までに予約)
野菜の天ぷら
野菜1つ1つの味がものすごく濃い!
左の茶色いのが「まだか漬」
まだか漬に使われているさきいかが唯一、「綾・早川農苑でつくられていない動物性たんぱく質
デザートまでついてる!
このジャムが絶品。
なすとブルーベリーのジャムです
ハーブの肉厚な香りにも驚きました。
力強いゴーヤの苦味、驚くほど豊かなハーブの香り…。
どのお野菜も味わいが骨太で、まさに“生きている”といった印象。
そんな「綾・早川農苑の野菜を求めて全国から農業体験や食育、体験イベントに訪れる人が集まります。
私などは、一言で自然生態系農業、循環型農業と簡単に語ってしまいます・・・が、実際には大変な手間や時間、ケアが必要な仕事。
早川さんが取り組みを始めたばかりの20年前は、自然生態系農業という言葉を理解する人が少ないこともあり、
「そんな苦労をしてまで儲からない農業をして頭がおかしい」と、心ない言葉をぶつけられ胸を痛めたこともたくさんあったそうです。
「みんなを幸せにしたい、幸せにできると信じてやっているのに、周りのみんなの目が冷たく、本当につらかった。
でも、いまは喜んでくれる人たちの声が届く。わざわざ訪ねてくれる人たちがいる。私が続けてきたことは間違いではなかった」
そう話す早川ゆりさんの笑顔は本当に素敵でした。
笑顔がとってもチャーミング
「綾・早川農苑の野菜は通販で購入できます。
・3500円コース(送料込、税別)
・4500円コース(送料込、税別)
どちらも放し飼い地鶏の有精卵と旬の野菜や果物が入ってこの値段。
なん送料込なのでさらにびっくり
もちろん即購入して帰りました。
私は4500円コースにまだか漬350円、シソの実塩漬300円、ごぼう茶550円を追加。
届いてすぐ天ぷらを作りました。
心も身体も舌も満たされる食卓になりました。
早川さん、スタッフの皆さま、
ありがとうございます。
主宰:片平梨絵
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