ラーメンは、塩が好きです。
こんにちは。
さて、先日、今年初の釣りに行って来ました。
この時期、かなり仕事の準備でバタバタしているのですが、今年の運試し的に三浦半島南部にある三崎港沖にアマダイ(甘鯛)を狙いに行って参りました。
釣行2日前に、電話が鳴り『アマダイ行くけど空いてる?』
声の主は、20年近くのお付き合いになる釣り好きアナウンサーの松本さん。
『う〜ん…、お、お願いします!』
アマダイと言えば、2007年12月に、千葉県内房で釣って以来、行ってない。そう簡単に釣れるお魚さんではないが、あのビギナーズラックをもう一度!と思い、期待に胸膨らませ、ご一緒させて頂く事にしました。
釣り竿を初めて持ったのは、小学生の時。
これもまた父親に連れられて近所の漁港に行き、竹竿から糸を結んだその先の針に(リールなんかありません)ソーセージを付けてイワシを釣ったのが初めでした。
何故か起きれる、釣りとゴルフ。
朝?(夜中…)2時30分に目を覚まし、支度をして4時に出発。
途中釣具屋に寄って、スナップと仕掛けを購入し、店員さんに軽くアマダイ情報を聞き、現地へ着いたのが6時。
まだ港は真っ暗です。
6時30分に松本さんと合流。
今日は天気もいいし、風もない。昨日は強風、明日は雨だから、今日はピンポイントの釣り日和。釣れない筈はない。
などと、釣れる前から釣れた話をするのも、釣りの楽しいところ。
薄明るくなり、船頭の荒井さんが、出船の準備をする。帰りには、満タンで重くなるであろうクーラーボックスや道具を船に積み、午前7時過ぎ、いざ出港。
朝は気温2度でしたが、風がないので、寒く感じません。
海面もベタ凪。
一応、酔い止めを服用しましたが、必要なかったみたいです。
時折、しぶきが顔にかかるのも心地よい。
頭の中では、暮れによく放送されているマグロの番組の挿入歌“北の漁場”が流れています♪
気分はすっかり漁師です。
15分程走ると、ポイントに到着。
早速、アミコマセを詰めて、オキアミを付けて、投入。深さ57m。
…
…
…
シーン…。
何の音沙汰もない。
あまりにも静かな立ち上がりとなった。
10分位でポイントを移動。
次のポイントでも、シーン…。
まだお魚さん達は、朝ご飯の時間ではないらしい。
またまた移動して、3番目のポイントに入る。時間は8時を回っていて、すっかり陽が昇り、海面に一筋の光の道のようにキラキラ反射している。
仕掛けを上げてみる。
度々付け餌のチェックをする為である。
あ、餌がない…。2本針の両方がない。
魚が反応し出した証拠。
すぐさま餌を付けて、投入。
グングンっ。
竿先が小さく動いた!
『来たか!』
少し巻いてみると、手応えなし。
『トラギスかな…』
アマダイ釣りでは、ゲストで、イトヨリ、ホウボウ、トラギス、カレイ、ヒラメなどが上がってくる。
皆、海底に生息している魚達。
電動に切り替えて巻き上げてみると、やはりトラギスくんであった。
『トラギスが釣れたという事はアマダイのポイントに入っているって事だね!』と、松本さん。
その後、船頭の荒井さんの竿に当たりが!
本命アマダイである。
小さいながらも、本命を釣り上げた事で、船中にわかに活気付く。
さすがは、船頭さん。
今シーズンに入って、アマダイ30本上げてるそうだ。
すごい。
それから私も松本さんも、ポツリポツリとトラギスくんや小魚達を釣り上げ、本命の登場を心待ちにしていた。
のんびり、まったりした時間が過ぎる…。
海底89mのポイント。
ゴツゴツっ…と当たりがあった。
『またトラギスか…』
小さい魚なので、電動に切り替えて一気に巻き上げると、途中竿先が海面方向に曲がる…。
『なんだ?トラギスくんじゃないな…』
一応、スイッチを止めて残り50mから手巻きで上げる。
度々真下へ、ググッと引く。
『来た!本命だ!』
鯛科の魚は下へ潜るような引きを見せる。横へは走らない。
頭の中では、『喰った!喰った!喰ったど!』と、これまた北の漁場のイントロが流れていました。
何度か糸を切られないように、やり取りする。
残り30m、テンションを掛けながら巻き上げる。
残り15m、松本さんがタモ(魚を取り込む為のタモ網)をスタンバイ。
残り、7m、船頭の荒井さんも見守る。
残り3m、魚の白い腹が見えた。松本さんが『アマダイだよ!デカイよ!』
2年振りのご対面。
刺身にしたら、その名の通り、甘くて美味。
ここからは、竿をロッドキーパーに置き、手で糸を手繰り寄せて、取り込む。
糸を掴み、こちらに手繰り寄せると、、、
あれ?
軽い…
あるはずの重みがない…
『しまった。針が外れた…』
痛恨のバラし…。
『あれ?どうしたの?』松本さん。
『バラしました…』私。
『浮いて来ないかなあ…』船頭荒井さん。
午前10時頃の短い時合い(チャンスタイム)にやっと来たアマダイ…。
刺身とか考えるんじゃなかった…。
釣り上げるまでは、絶対に油断してはいけないという当たり前の教訓を胸に刻んだ瞬間でした…。
その後は、25cmくらいのヒラメ1枚と、今日のお友達トラギスくんを数匹釣って、納竿。
釣り師松本さんも、同じ感じで、納竿。
港に着き、船頭荒井さんが釣り上げた、イトヨリ、ホウボウ、などを松本さんと分けて頂きました。
港から少し離れた三浦海岸沿いにある船宿に着き、めかぶ、ヒイカの酢味噌和え、白身魚の特製お茶漬けを荒井さんの奥様に出して頂き、至福の瞬間を味あわせて頂きました。
帰りにたくあんのお土産まで頂き、大変お世話になりました。
また是非とも来たくなる場所です。
これから長旅に出る私にとってこの上ない、充電の時間を過ごさせて頂きました。
ゴルフのラウンドの件は、今回スルーする事にします…(苦笑)