子供の頃なりたかったものの一つは天文学者。
今でもたまに科学雑誌“ネイチャー”を購入します。
『新星発見!』なんていう見出しが出ていると迷わずカゴへ。
宇宙が大好きで、大人になってから天体望遠鏡も購入。
宇宙の果てはどこまであるのだろう…などと思いを馳せ、時々夜空を眺めています。
こんにちは。
12月1日は映画の日。
1000円で見る事が出来ました。
初めてパソコンでチケットを予約。座席まで選べて大変便利です。
上映20分前に行き、チケット発券機の前に。
予約番号を入れるとすぐに出て来ました。
今日が公開日の“SPACE BATTLESHIP ヤマト”
沢山宣伝しているし、かなり混むだろうと思い、一番遅い21:20のレイトショーを選びまして、平日だった事もあり割と余裕がありました。
公開日に観る映画は恐らく初めて。
どうしてもいち早く観たかったのです。
私が幼い頃テレビにかじりついて観ていた、あの“宇宙戦艦ヤマト”が実写版となって蘇るのですから、かなりの期待感です。
どう表現しているのだろう、波動砲は?ワープの場面は?…。
とてもワクワクしながら子供のように座席に着いていました。
森雪の左目から映画が始まります。
戦闘シーンに圧巻。
“世界に挑む”との触れ込み通りのVFX。
すぐにヤマトの世界観に入り込みます。
“無限に広がる大宇宙………”
ヤマトファンには懐かしくたまらないナレーション。
あの頃の興奮が蘇ります。
西暦2199年のお話。
地球は突如として現れた正体不明の敵、ガミラスの地球侵攻により、放射能で汚染され、人類滅亡の危機に直面。
ある日、未確認物体が地球に落下。 それは銀河系の彼方、14万8千光年先にある惑星イスカンダルから放たれた通信カプセル。その中には放射能を除去出来る装置とイスカンダルの座標が示されていた。
地球防衛軍が、最後の人類の希望を賭け、宇宙戦艦ヤマトをイスカンダルへと派遣するのであった…。
と、ここから色々なドラマがあり、苦難を乗り越え、地球に残して来た愛する人達の為にイスカンダルへの旅が始まる訳です。
ヤマトと言ったら、“波動砲”と“ワープ”です。
波動砲は最強の武器です。
通常は主砲やパルスレーザー砲で戦い、ブラックタイガー隊で空中戦を行います。
地球を旅立つシーン。
あの原作アニメのオープニングテーマが流れる時のシーンが見事なまでの大迫力で観られました。
地面から岩盤を砕き、ヤマトが浮上するシーンです。
と、同時にガミラスの偵察隊にいきなりの波動砲発射。
エネルギー充填120%。
エネルギーを目一杯溜め込んで、発射します。
ターゲットスコープオープン。
照準を合わせ古代進が引き金を引き、発射します。
もの凄い閃光に包まれ、ターゲットを破壊します。
オープニングから間もなく、いきなりの波動砲発射。
圧倒されます。
見事成功し、大気圏外へ。
ヤマトには色々な個性豊かな乗組員がいます。
沖田艦長、古代進、森雪、島、真田、徳川、佐渡先生、相原、南部、加藤、斎藤、アナライザー……。
それぞれアニメのイメージ通り。
森雪だけが原作では女性らしく優しい感じでしたが、この作品では、強く男勝りな性格。
アニメでは“古代くん”と呼んでいましたが、映画では“古代さん”と呼んでいました。
沖田艦長もバッチリ沖田艦長です。
あの名台詞もありました。『地球か……』
ヤマトの操縦桿を握る島もそのもの。物静かな感じなんです。
真田は、私の中では今回アニメのイメージ完璧かも知れません。
しゃべり方や声のトーンがアニメと全く一緒でした。
きっとヤマトが大好きな俳優さんなのでしょう。
徳川機関長は、イメージがぴったり。いつも前を開けて袖を捲っていました。
佐渡先生は、いつも一升瓶に猫を抱いてます。人情派の呑んべえオヤジです。
…がしかし、映画では女性になっている…。
原作を踏襲しつつ、新しく変えた部分であります。
ちょっと美人過ぎますが、女性の佐渡先生もなかなか良かったです。
戦闘班の南部、航海班の相原もバッチリ最高です。
デスラー総統は、どのような形で登場するのでしょうか…。
青い顔をして第一艦驕の大型モニターに映るのかなと思っていましたが…………まだ観ていない人もいると思いますので、ここでは申し上げません。
とにかく素晴らしいキャスティングでした。
人類が放射能に汚染され、あと1年で滅亡。この危機をヤマトが救えるかという大テーマがありますが、もう1つの大きなテーマが、“愛”“成長”です。
地球に残した家族の為に必ず生きて還る。愛する人の為に戦う、仲間の為に戦う。
一戦闘員から艦長代理となった主人公古代進の決断と成長。
こういった人間ドラマも見所です。
古代進が言うのです。
『1945年4月。大和は絶望の中、出撃した。暗闇の中のわずかな光を未来の希望の光に変えよう…』
正確には覚えていないのですが、こういった事を言ったのです。
こういうシーンは必要不可欠です。
私の好きなSF映画“インディペンデンスデイ”の大統領もそうでしたし、野球映画“メジャーリーグ”の監督もそうでした。
大一番の前には、必ず仲間や国民に一致団結する為にリーダーが熱く訴えかけるのです。
エンディングロールとスティーヴン・タイラーの曲が流れ、余韻に浸り、席を立ちます。
駐車場に行き、車に乗りエンジンをかけると『ヤマト、発進!』と言っていた私は大丈夫でしょうか?(笑)
すぐにもう一回見たくなります。
DVDになるのが待ち遠しいです。
子供が出来たら観せたい映画です。
ご家族で是非劇場で。
ヤマトを知っている人も知らなかった人も楽しめる作品でございます。
ヤマトに乗りたくなります。(釣り船で酔っているようじゃ無理ですけどね…)
夢が少し叶いました。
3日後、私は宇宙戦艦ヤマトの隣に立っていました。
12月4日まで、赤坂サカスの広場で全長15mのヤマトと、映画で使用されたキャストの衣装や小道具が展示されいるのです。
夜に行ったので、少し暗かったのですが、主砲が動いたり、波動砲が光っていたり、細部に至るまでディテールがしっかり再現されています。
アニメや映画では見れなかった角度(真正面の下など)から見られて楽しかったです。
衣装も精巧に作られ、キャラクター各々の衣装が展示してありました。
頭の中は、しばらくヤマトが続きそうです…。
やあ、映画って本当にいいもんですね。
送別会があるので、赤坂から六本木方面に歩いて行くと、綺麗な宇宙のようなイルミネーションが…。
光の中を歩き目的地に到着しました…。
また望遠鏡で宇宙に広がる冬の星座達をを見たくなりました…。