投稿日:11.24.2011|カテゴリー:日記




何故釣りをするのか。



そこに海があるからだ。













5時10分、まだ真っ暗な晩秋の港。



AM2時30分に起床し、館山道を南下する。



現地に着いて空を見上げると、冬の星座がくっきり見える。


北風が吹き、寒い。


気温5度。


オリオン座に見守られながら、港から出船。


波はなく穏やか。



ファーストポイントに着く頃には辺りは薄明かるくなっていた。






千葉県勝山港沖。






初めて訪れるこの海で、果たして“真鯛60cm”は揚げられるのか…。


前日は3・5キロが揚がったそうだ。


一投目、いきなりゴツン!と当たりがあった。


餌だけ取られたが、今日は何か起こりそうな予感。


サバが最初に掛かったが、出船してから、1時間経過した午前7時。


竿先が海面方向へ“ククッ”と曲がった。


竿を手に取り、リールを巻き上げる。


時々、小気味の良い引きがある。


鯛だな。


手応えは小さいが、海底60mからのやり取りを楽しんだ。


まだ船中鯛を揚げていない人も多く、赤い魚体が浮かび上がると、『鯛だ!鯛!』と歓声が上がった。



可愛い25cmくらいの塩焼きサイズが揚がった。


すぐに投入すれば続いて釣れるという船長のアドバイスもあり、すかさず同じ60mのタナへ。


誘いを掛ける。


竿をスーっと2mくらい上げ、静かに下ろす。
すると次の瞬間“ゴンゴン!”と当たりが。


重い……。



海底60mからの青物との闘いは、棘上筋に乳酸が溜まる。



下へ低くが斜めにも引く。

残り8m、海面近くになってもまだ抵抗をする。


白い魚体が浮かんだ。


イナダだ。


体調40〜50cmcmくらいのブリの幼魚である。


煮付けや刺身が美味い。


これで取り敢えずは一安心。




チラリと横を見る。



一緒に来ていた渡辺さんの竿先に反応がない。




渡辺さんはまだ一匹も釣れていない。





早く釣れてくれと願う。


同行者も釣れてくれないと楽しくない。




完全にお天道様が昇り、海面がキラキラし出した頃、私にまたイナダが掛かり、渡辺さんにも待望の1尾(真鯛)。



その後は陽が出るとぽかぽかして静かな揺れに眠りそうになる。

渡辺さん差し入れのおにぎり3個を海の上で平らげ(何故こんなに美味いのか)、穏やかな時間を過ごして13時沖上がり。


心配された小さめのクーラーボックスにも十分に収まってしまい、帰路に着いた。




竿やリール等の道具を洗い潮を落として次の釣行への準備を済ませ、“魔法のサラダ”のある小料理屋へ魚を持って行き調理して頂いた。




この一連の流れが最高なのである。







疲れたが、疲れが取れた。







次回は大鯛を狙う。








つもりだ…。



















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大村巌(元プロ野球選手、千葉ロッテマリーンズ所属の外野手)プロフィール

大村巌(元プロ野球選手、千葉ロッテマリーンズ所属の外野手)(おおむらいわお)

#性別:男性

#誕生日:1969年5月31日

#出身:北海道稚内市

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