関東地方梅雨明けしてから、ものすごい猛暑。
局地的に豪雨になったり、涼しい朝だったりと気候の変化が激しい。
仕事柄、雨雲レーダーは毎日見ているが、レーダーに映らない雨雲なんかもあったりで、急に降りだしたりもする。
昔はこんなに激しい雨が降ったかなと考える。
夕立が来れば少し涼しくなり、打ち水のよう。
今は打ち水どころではなく、河川の氾濫、冠水の恐れすらある。
地球の感情の起伏が激しくなっている。
ちょっとそこまで旅してみるかと思い立ち、 北緯45度31分35秒、東経141度55分09秒を空路目指す。
その地に降り立つと、気温20度、風が心地よく天然クーラー。天然だから喉痛くならない。
空港ではゴマフアザラシがお出迎え。
因みにゆるキャラは“出汁之助”
年平均風速が4mを越える風の街。
風車が並ぶ風景は、名物だ。
子供の頃、毎日ランニングした坂。
目指すは頂上の百年記念塔か妥協して氷雪の門。
氷雪の門は、素晴らしい街の景色が一望出来る。
宗谷海峡と日本海。
私はいつもこの場所で頭と心を整える。
最高のパワースポットである。
この日は天気も最高で、海の色も綺麗。
遠くは少し霞んでいたので、利尻島、礼文島は残念ながら確認はできなかった。
それでも宗谷岬、声問ははっきりと見えた。
稚内。我が故郷。
以前、このブログでも書いたが南極観測隊と共に旅立った樺太犬も訓練所が稚内だった為、記念碑が建てられている。
来月8月3日~4日には第53回稚内みなと南極まつりが開催される。(4日は花火大会)
稚内の短い夏を彩る最高級のイベント。
バス通りを南極踊りの連が通る時に流れるあの曲。どこかにCDないかと思ってしまうほど良い。現役時代だったら登場曲にしていただろう。
機会あらば是非御一覧を。
稚内の見所をご紹介したが、もう1つ番外編。
坂を登り、氷雪の門に近づくと、何か大きな動物が…
なんだろうと思って近づく…
鹿!?
鹿です。バンビです。
野生の鹿なのに近づいても逃げない。
一方通行なのにこちらに進んで来る。
稚内では頻繁に鹿が、山から街に降りて来る。珍しくはない。
だからこんな場所でも見られる。
北海道遺産にも選定されている北防波堤ドーム。
稚内フェリー乗り場。
鹿。
港に鹿。海と鹿。
なかなかの光景だ。
こんな出会いも楽しめる。
つかの間の最北の地での時間。
稚内の空気という疲労回復に効果がある澄みきった薬を沢山吸い込み、体が次への力を蓄える。
冷たい潮風が心を引き締める。
冬とは違う表情を見せる稚内。
短い夏が始まった。