友人の闘いを応援させて頂いた。
知り合ったのは10年以上前。
その間大晦日に闘ったり、全日本キックボクシング王者になったり、UFC参戦でキャリアハイを迎えたが、経過する時間の中で今は新しい自分の肉体とスタイルと感性が完成しつつある。
39歳の体をトップレベルに持って行くのは並大抵の事ではないと思う。
周囲のサポートと本人の死ぬ思いの努力と、冷静に自分を分析しコントロール出来る能力が必用とされる。
リングに上がったその姿は、10年前となんら変わらない鋭い肉体。
維持イコール過去の数倍の練習。
動きのスピードも速い。
何も変わっていない事に物凄い感動を覚える。いや、むしろ色々なskillが増しているように見えた。
相手を交わしながら的確なパンチとキックで攻めていくスタイル。
八角形のリングを丸く使いながら試合を進めて行く。
5分3ラウンド肘あり。
格闘家は、この数分の為に数ヶ月間の練習をする。
野球は、毎日のように3時間試合する。
オリンピックの100mも4年掛けて10秒に挑むが、
格闘技は、試合へのピークの持って行き方が他とは違うと思う。
自分の体にダメージを受けるかも知れない恐怖とも闘わなければならないからだ。
相手がいる競技で最も過酷な競技だと思う。
精神、肉体、頭脳、技術。
正に命懸け。
応援してる身としては最終的な勝ち負けよりも無事だったら良いとなる。その上で、勝てたら尚良し。
本人は違うようだけども…
そりゃそうだ。勝つ為に数ヶ月ストイックに練習を積んで来てる訳だから。
久し振りに友人のファイトを観戦させて頂き、来年のエネルギーになったし良い刺激になった。
と、同時にいつも勉強させてもらえる。
彼とはまたアスリートとしての色々な話をしながら一杯やりたいものである。
感謝