大村あつしオフィシャルブログ

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　８年ほど前の話になります。当時、私は東京に住んでいたのですが、その年の冬、帰省先の静岡県富士市の実家で目を覚ましました。その日は、帰省先での用事はなく、朝食を済ますと、すぐに東京に戻るために駅に向かいました。そのときです。新幹線を待っている間に北の方角を見た私は唖然としました。

　雪化粧をした美しい、そして、雄大な富士山。

　それまで三十年住んでいても富士山に思いを馳せることなどなかった私ですが、心の中に富士山のパワーが注入されていくのが手に取るようにわかりました。離れてみて初めてわかる霊峰富士のありがたみ。ちなみにこれは、世界遺産に登録されるよりずっと前の話です

　東京に戻った私は、別段変わったことのない、いつもと同じ一日を送りました。一心不乱に執筆をしている最中は、朝に見た富士山など忘却の彼方です。

　しかし、就寝する前に、目を閉じて、真っ青な空に映えて浮かんでいた富士山を思い出しながら、心の中に絵画のようにその姿を描き、その感動をホームページに残しました。たったこれだけのことでも、不思議なことにその日が特別な一日であったように思えたのです。

　日々の小さな幸せに感謝する。この積み重ねが、結果として人生に大きな影響を与えるのではないでしょうか。

　また、こうして器を喜びで満たすことには大きな意味があります。なぜなら、私たちの心の器には穴が空いているからです。すなわち、「喜び」という正の感情を器に注入すれば、「悲しみ」や「不安」、「怒り」といった負の感情が無意識のうちに穴から押し出されて、器の中から消えて行くのです。

　これが、事業の失敗を乗り越えた彼が教えてくれた「器を整理する」ということです。この器の整理術の優れたところは、私のような凡人でも比較的簡単に実行できることです。もちろん、みなさんにもできないはずがありません。

　しかし、ここまで読むと、怒りや悲しみ、不安という負の感情を、より能動的に処理したいと思う人もいることでしょう。そこで、悲しみや不安の処理については、もう少し先のコラムで東洋医学の先生のお話を紹介することにして、次回は私流の怒りの静めかたをご紹介します。

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第2章　真二、知らない間にマクロを記録してしまう
第3章　真二、おそるおそるマクロを実行してみる
第4章　真二、メッセージを表示して感動する
第5章　真二、オブジェクトとメソッドが使えるようになる
第6章　真二、プロパティを覚えてドヤ顔になる
第7章　真二、算術演算子と関数をらくらく使いこなす
第8章　真二、意外とあっさりコレクションを理解する
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