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14.毎日心の器を整理する(3)

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 どうにも怒りが大きく、喜びを器に注入しても、その穴からは怒りではなく喜びがこぼれ出てしまう。結果として、怒りが器に残ってしまう。ここまで大きな怒りを感じたら、意識的にそれを器から拾い出して捨てないと、ストレスの原因になってしまいます。

 

 私の場合には、「喜び」と同様に、その「怒り」をホームページ上の日記に書くことで器を整理しています。たかが日記と思うかもしれませんが、これは非常に有効な方法です。理路整然とした文章を心掛けながら書き進めるだけで、随分と怒りは緩和され、書き終わる頃には気分がすっきりしていることも少なくありません。

 

 逆に言えば、怒りに任せて書いてしまうと、ますます怒りが増幅してしまいます。たとえ自分一人しか読まないものでも、「誰が読んでも不快感を感じない内容にしよう」という意識を持ちながら活字にしていく行為が心に平安をもたらしてくれるのです。

 

 ただやみくもに怒りを書き殴ればいいのではない。ここは重要なポイントです。

 

 また、こうして日記に綴った怒りですが、私はその怒りが収まったときに日記から削除するようにしています。そうすることで、喜びばかりが綴られた日記を後から読み返したときに、「自分はなんて幸せなんだろう」と思えるからです。当然、そのときの私の心の器も、日記同様に喜びで満たされます。

 

 このストレス社会でストレスと上手に付き合うコツは、自分の中には心の器があることを自覚すること、そして、いかにその器の中の負の感情を捨てるかにかかっていると言っても過言ではありません。

 

 怒るという行為は、誰かに投げつけるために直火にかけた石を握るようなものです。火傷するのは自分です。もっとも、私もまだまだ未熟ですので、時にそんな石を握ってしまうこともありますが、大切なことは、それを誰かに投げつけることでも、ましてや握り続けることでもありません。大火傷を負う前に、その石を捨てることが肝要なのです。

 

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第2章 真二、知らない間にマクロを記録してしまう
第3章 真二、おそるおそるマクロを実行してみる
第4章 真二、メッセージを表示して感動する
第5章 真二、オブジェクトとメソッドが使えるようになる
第6章 真二、プロパティを覚えてドヤ顔になる
第7章 真二、算術演算子と関数をらくらく使いこなす
第8章 真二、意外とあっさりコレクションを理解する
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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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